レコードで聴きたい「日本のソフト・ロック」特集
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Oh!Penelope『Let's Fly The Ad-Balloon』
Oh!Penelopeは、詩人の血解散後、ヴォーカリスト辻睦詞とサウンド・プロデューサー渡辺善太郎が結成したユニット。
A面は1996年に発売されたマキシ・シングル『Seaside Now!』に収録されていたナンバーで待望のアナログ化となる。
また、カップリングには元メンバーの辻睦詞の選曲による彼ら唯一のアルバム『Milk & Cookies』から「I'M GONNA MISS YOU」を収録。
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大宮京子&オレンジ『大宮京子&オレンジ』
フリーソウル~ソフトロックの名盤として名高い『大宮京子&オレンジ』は当時新進作曲家だった林哲司がアルバム全10曲中9曲のアレンジを手掛け、アルバム収録のシングル曲「ミラージュ」「イン・ザ・レイン」では松本隆が作詞を手掛けている。
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風コーラス団『愛色の季節』
ヤマハ・ポピュラーソングコンテスト出身のグループ「風コーラス団」が残した唯一のアルバム『愛色の季節』(オリジナル発売日:1975年7月)がアナログ盤で再発。細野晴臣がプロデュース、作詞、作曲、編曲、プレイヤーとして全面参加。タイトル曲「愛色の季節」の作詞は盟友・松本隆。男女混声の美しいコーラスワーク、ティン・パン・アレー・ファミリーによるタイトな演奏と、まるでA&M的洋楽テイストとグルーヴ感が最高のソフト・ロック秘蔵盤。
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ザ・カルア『二人のセレネード』
慶応義塾大学の音楽団体、KBRソサエティーの一員として発足された70年代ソフトロックの最高峰と言われたザ・カルアのファーストアルバム全12曲。 (C)RS
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ガロ『公園通り』
1973年渋谷・公園通りの渋谷パルコがオープンしたときにGAROの写真展が開催され、そのイベント用に作られた「公園通り」をテーマにした作品。当時無料配布された幻の名盤が渋谷パルコ開業50周年のタイミングに合わせて、初のシングル復刻正規リリースが実現! (C)RS
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サンズ・オブ・サン『海賊キッドの冒険』
72年にビクターより発売。柳田ヒロが田中清司、長岡和幸、武部秀明、MAO(幻のシンガー、ソロ作品も軒並みプレミア化)らと結成した幻のバンド、サンズ・オブ・サンの1stアルバム。ほぼ全曲の作詞を松本隆、作・編曲を柳田ヒロが担当し、はっぴいえんど的世界を見事にソフトロック移行させることに成功した和製ソフトロック史に残る屈指の名作。
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so nice『Tight Night/Love Sick』
mixiのSUGAR BABEコミュニティにて絶賛の嵐!! を巻き起こし、著名DJのピックアップにより、自主制作盤がシーンで話題を呼びリイシュー。
その後『Light Mellow 和モノspecial~more 160items』『レコード・コレクターズ』の「シティ・ポップ 1973-1979」などなど多数の特集でピックアップされたso niceによるヤング・シティ・ポップ傑作『LOVE』。近年は海外からの注目も集まる中、問い合わせ多数の人気曲「TightNight」「Love Sick」が初7インチ・カット。
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トワ・エ・モワ『或る日突然~トワ・エ・モワの世界』
1968年にスクールメイツのメンバーだった白鳥恵美子と、歌手志望だった芥川澄夫の二人で結成され、「或る日突然」「空よ」「誰もいない海」など数多くのヒットを出し、1960年代後半から1970年代前半にかけて流行した和製ラウンジ系 ポップ「トワ・エ・モワ」のファーストアルバム(全12曲収録)。
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ハイ・ファイ・セット『スカイレストラン』
「スカイレストラン」は1975年11月5日にリリースされたハイ・ファイ・セット4枚目のシングル。荒井由実の作詞、村井邦彦の作曲、松任谷正隆の編曲によるこの楽曲は、ハイ・ファイ・セットの代表曲の1つであり、今日まで多くのアーティストにカバーされてきた人気曲だ。
また都会的メロウグルーヴなサウンドが近年海外でも注目を集め、2014年にはヒップホップアーティストのJ. Coleの「January 28th」でサンプリングされ話題に。更に昨年リリースのR&Bの人気アーティストChris Brownの最新アルバム『11:11』収録曲「Moonlight」でもサンプリングされ、この曲に熱い注目が集まっている中で、アルファミュージック創立55周年企画として待望のアナログ盤再発となる。
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ザ・ハプニングス・フォー『ザ・ハプニングス・フォー・シング・ザ・ビートルズ~1969年10月東京』
昭和40年代の日本で最も先鋭的なグループであった「ザ・ハプニングス・フォー」。2022年11月23日に発売した『1969年10月東京』(品番FJ235)よりビートルズ・ナンバー12曲のみを収録。ビートルズ・ナンバーをラテン・ジャズ、ボサノバ、ソフト・ロック、サイケデリック、プログレッシヴ・ロック的なアレンジを施し、4人だけの生演奏とは思えない世界的にも高水準のサウンドが奇跡的に高音質のライン録音で記録された、世界中のビートル・マニア驚喜のハプニング・サウンド! (C)RS
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OST『赤い鳥逃げた?』
天才・樋口康雄(ピコ)による和製ソフトロック~レアグルーヴの最高峰との呼び声も高い、1973年公開、桃井かおり、原田芳雄主演による映画「赤い鳥逃げた?」のオリジナル・サウンドトラックが初のLP復刻。
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Pizzicato Five『カップルズep』
小西康陽7インチシングル・プロジェクト始動!第1弾は自身のグループであるピチカート・ファイヴのアルバムより人気楽曲2曲をチョイス!バーニー・グランドマンによるシングル向けのカッティングに注目。 (C)RS
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フィフィ・ザ・フリー『栄光の朝』
1969年11月に発売されたアルファミュージック第一弾シングルであり、5名から成るグループ、フィフィ・ザ・フリーの「栄光の朝」が7インチ・ヴァイナルで復刻発売。
「栄光の朝」は、作詞が山上路夫、作曲が村井邦彦、編曲が川口真による楽曲で、歌謡曲でもなく、ロックでもなく、当時台頭していたフォークソングでもない、洗練されたコーラスワークを用いた新たな音楽「ソフトロック」の名曲として日本のポップス史に刻まれている。アルファミュージック55周年イヤーにふさわしい作品のリバイバル。カップリングは、同じく山上路夫、村井邦彦、川口真による「戦争は知らない」。
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ペザンツ『メモリーズ』
1975年に発売された唯一のオリジナル・アルバムを復刻。洗練されたハーモニーとみずみずしい女声ヴォーカルが魅力の、「メロウ・ソフトロック」の頂点ともいえる作品。
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The Pen Friend Club『Darlin' / 土曜日の恋人』
The Beach Boys、山下達郎カバー!The Pen Friend Clubが新ヴォーカリストNiinaを迎え新たな進化を遂げアナログ化!
The Beach Boys、Phil Spector周辺の60年代中期ウェストコースト・ロックをベースとしたウォール・オブ・サウンドで人気のThe Pen Friend Club。新体制としての初録音、初カヴァーとなる本作、サイドAのバンドを特徴づけた重要曲でもあるThe Beach Boysの1967年の名曲"Darlin'に加え、サイドAAにはバンドのシティポップ的側面も感じさせる人気トラック、山下達郎の1985年の名曲「土曜日の恋人」のカヴァーを収録。新ヴォーカリストを迎えサウンドに新たな彩りと変化を与えた1枚です。
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microstar『日常のSwing』
マイクロスターの新境地ともいうべきアコースティック・スウィング「日常のSwing」。カップリングは脇田もなりに提供した「恋をするなら」のセルフ・カヴァーを収録。
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増尾元章『ファースト』
1970~80年代にかけて特にギタリストとして活躍した増尾元章が1973年にポリドールから発表したデビュー作は、ソングライター、アレンジャー、そしてシンガーとしての才が詰め込まれたジャパニーズ・ソフト・ロックの隠れた逸品。後に一風堂を結成する土屋昌巳の他、佐藤健、林哲司らがゲスト参加。
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モコ・ビーバー・オリーブ『わすれたいのに』
1967年から1982年まで放送されたニッポン放送の名番組「ザ・パンチパンチパンチ」のパーソナリティだった3人で組んだグループ「モコ・ビーバー・オリーブ」が1969年に発売した名盤アルバム全12曲。
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安井かずみ『安井かずみのえる・ぴい ZU ZU』
日本の新しい女性像を築いた女流作詞家・安井かずみによる1970年作。全曲の作詞を安井本人が手掛け、村井邦彦、かまやつひろし、沢田研二、日野皓正、マモル・マヌー(ゴールデン・カップス)らが楽曲を提供。和モノ人気コンピ「Softrock Drivin' - Snow Dolphin Samba」にも収録された「わるいくせ」他全12曲収録。
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羅生門『日本国憲法』
1971年に録音されたニューロック期、衝撃のコンセプト・アルバムが遂にアナログ化。
羅生門は、ザ・ハプニングス・フォーとしても活動中であったぺぺ吉弘が、抜群の歌唱力をもった日系ハワイアンのポール・リー(ザ・ハーフ・ブリード在籍)を誘って、71年に結成したバンドであり、赤坂にある同名のお店「羅生門」で演奏していた。アルバム『日本国憲法』は、憲法を第一章から第十章までを歌い上げたもの。当時はモップスのコンサート演出やテレビ番組「ゲバゲバ90分」の構成を手掛けていた喰始(たべはじめ/現ワハハ本舗社長)のアイデアによる企画作品であり、「構成」とクレジットされている。編曲と作曲には、ハプニングス・フォーのリーダーで、作編曲家としても多くの仕事を熟していたクニ河内。ここからは「戦争の放棄」がシングルカット(カップリングは「天皇」)され、ラジオの深夜放送ではリクエストも多く好評だった。本作は長年、日本のロック史から完全に無視されていたが、近年になりコンセプト・アルバムとして、またソフトロックやプログレの視点からも高く評価されるようになった。
タグ : アナログレコード
掲載: 2024年07月12日 14:30