ヴォルフガング・サヴァリッシュ、他『エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ: 室内楽作品集』2枚組 2024年11月中旬発売
サヴァリッシュとバイエルン国立歌劇場管のメンバーによる
稀代のメロディーメーカー、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの室内楽作品集
歌劇《マドンナの宝石》の美しい間奏曲が有名なイタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリ。ドイツ人の画家であった父親とイタリア貴族出身の母のもとヴェネツィアで生まれました。ヴォルフ=フェラーリは、"20世紀のメロディーメーカー"の異名を持ち、モーツァルトの影響も垣間見せるオペラ・ブッファ的な喜歌劇が得意で、生まれ故郷のヴェネツィアをこよなく愛した作曲家です。
本作の注目すべき点は、ヴォルフ=フェラーリの珍しく魅力的な室内楽作品を収録しただけでなく、ドイツを代表する巨匠指揮者でありピアニストであったヴォルフガング・サヴァリッシュと彼の手兵バイエルン国立歌劇場のオーケストラメンバーとの録音も含まれていることでしょう。サヴァリッシュがピアニストを目指していたというのは有名な話ですが、彼は自身のオーケストラメンバーと室内楽を演奏するのを大変好んでいたそうです。ライナーノートには、プロデューサーのヴェルナー・ダブリングハウス氏が当時の思い出を語っており、サヴァリッシュはなんと無償でこの録音に参加したそうです。バイエルン国立歌劇場管弦楽団のメンバーで構成されたレオポルダー四重奏団は1976年に結成されました。18歳からバイエルン国立歌劇場管弦楽団の第1ヴァイオリンとして演奏していたヴォルフガング・レオポルダー名を冠しています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948)
CD1
ピアノ三重奏第1番ニ長調op.5
ピアノ三重奏第2番嬰ヘ長調op.7
CD2
ピアノ五重奏曲変ニ長調op.6
弦楽四重奏曲ハ長調op.24
【演奏】
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)(CD2-ピアノ五重奏)
ミュンヘン・ピアノ三重奏団(CD1)
レオポルダー四重奏団(CD2)
フリッツ・ルフ(ヴィオラ)(CD2-弦楽四重奏曲)
【録音】
1988年ノイマルクト、Historischer Reitstadel
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年10月16日 00:00