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クリスティーヌ・ワレフスカ『the Beauty & the Bow』8枚組 2025年1月下旬発売 カルロス・パイタとのドヴォルザーク収録!

ワレフスカ

輸入盤CD


クリスティーヌ・ワレフスカ(1945~)は来日公演も頻繁に行う現役バリバリの名女流チェリスト。ロサンジェルスに生まれ、"チェロのクライスラー"とまで評される甘美な音色で知られる。80歳を記念してのリリースは全て彼女自身による録音。中でもパイタとの共演のドヴォルザークは注目されよう。楽器は1834ベルナルデル、1740ベルゴンツィを使用。
(ミューズ貿易)

2010年に36年ぶりに来日し、そのスケールの大きな技巧と豊かな音色、洗練された感覚を併せもった演奏により話題を呼んだクリスティーヌ・ワレフスカ(1945~)。ロサンジェルス出身の彼女は、父親からチェロの手ほどきをうけ、8歳のときトスカニーニが「世界最高のチェリスト」と呼んだチェロ奏者、エニオ・ボロニーニ(1893~1979)、13歳のときに大チェリストのグレゴール・ピアティゴルスキー(1903~1976)に師事しました。とくにボロニーニからは、チェロの超絶技巧で書かれた自作の演奏を唯一許された演奏家として、その自筆譜を受け継ぐこととなります。

13歳でワシントン・ナショナル交響楽団のコンサートでデビュー。16歳でパリ国立高等音楽院に留学しモーリス・マレシャル(1892~1964)に師事し、アメリカ人として初めてチェロと室内楽のプルミエ・プリ(一等賞)を獲得し、卒業しました。

1970年、インバル指揮モンテカルロ・フィルと共演したシューマンのチェロ協奏曲、ほかでフィリップスよりメジャー・デビュー。ヴィヴァルディ、ハイドン、ドヴォルザーク、サン=サーンス、プロコフィエフ、ハチャトゥリアンといった主要な協奏曲を録音しました。

その後、結婚生活を送ったアルゼンチンを拠点に中南米を中心に演奏活動を行い、カストロ政権下のキューバで初めて演奏を行ったアメリカ人ともなりました。日本へは1974年、2010年、2013年に来演し、その妙技を披露しています。
(タワーレコード)

【曲目】
特記以外はMONO
CD1
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番(1958年ロサンジェルス)、第2番(1966年ワシントンDC)、第3番(1958年サンホセ)
サンカン:チェロ・ソナタ(1961年作品)、チャイコフスキー:ロココ変奏曲、ボロニーニ:ガウチョのセレナーデ、ラヴェル:ハバネラの主題による小品
以上、ピアノ:ロバート・パリス(P)(1966年5月14日ワシントンDC)

CD2
ハイドン(ピアティゴルスキー編):ディヴェルティメント、ニン:スペインの歌
以上、ミゲル・ザネッティ(P)(1964年マドリッド)
サンサーンス:チェロ協奏曲 フリオ・マラヴァル指揮OTM (1966年5月5日チリ)
フランセ:チェロとピアノのための幻想曲、ヒナステラ:パンピアーナ
マルティン・イマズ(P)、(1974年10月22日福井)
ブロッホ:ニガン 福原彰美(P)(2014年6月モントリオール)STEREO

CD3
クープラン(バゼレール編):演奏会用小品、ハイドン(ピアティゴルスキー編):ディヴェルティメント
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ作品119 以上、ロバート・パリス(P),1966年録音(原盤:ASC)

CD4 STEREO
ドビュッシー:チェロ・ソナタ、ボロニーニ:エコー・セレナーデ、ガウチョのセレナーデ
ラヴェル:ハバネラの主題による小品、ウェーバー(ピアティゴルスキー編):アダージョとロンド
ショパン(ピアティゴルスキー編):夜想曲作品20、ショパン(フルニエ編):華麗なるポロネーズ
ブルース・ガストン(P) 1967年ロサンジェルス(原盤:Owl Records)

CD5
ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番 作品18よりII. 主題と変奏 STEREO
バッハ:チェロ組曲 第2番よりIV. サラバンド STEREO
ボロニーニ:セレナータ・デル・エコー、セレナータ・デル・ガウチョ
ドヴォルザーク チェロ協奏曲、インタビュー STEREO
ヴァンデルノート指揮ブリュッセル放送響(1968年3月19日ブリュッセル)
ポッパー紡ぎの歌 Op.55/1ハロルド・マルティーナ(P)(1973年8月8日ボゴタ)
ピアソラ(ブラガート編三重奏版):アディオス!ノニーノ STEREO
マヌエル・レゴ(P)、アントニオ・アグリ(Vn)(1982年ブエノスアイレス)

CD6
シューマン:オルフェウスの歌幻想曲 アンリ・テミアンカ(P),(1964年10月4日)
ヒンデミット:チェロ協奏曲 ディーン・ディクソン指揮フランクフルト放送響(1967年12月29日)STEREO
ブロッホ:シェロモ イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響(1969年11月11日)

CD7 STEREO
ベートーヴェン:三重協奏曲 ヘンリク・シェリング(Vn)、モニク・デュフィル(P)
ペドロ・アントニオ指揮ヴェネズエラ響(1970年6月21日カラカス)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 カルロス・パイタ指揮フランス国立放送響(1976年11月24日)

CD8 STEREO
バッハ:アリオーソ(カンタータBWV156より)、ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
ボロニーニ:チェロの祈り、エコー・セレナーデ
ピアソラ(ブラガート編ピアノ伴奏版):アディオス!ノニーノ
ショパン:チェロ・ソナタ
福原彰美(P) 2010年6月10日東京

【演奏】
クリスティーネ・ワレフスカ(VC)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2025年01月09日 00:00