Amorphis(アモルフィス)『ボーダーランド』フィンランドが生んだメランコリック・メタルの雄 叙事詩「カレワラ」を音で綴る歴代最も美しき哀しみが漂う最新作

キーボーディストのサンテリ・カリオが7曲の作曲を担当した意欲作!
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デジパック仕様
輸入盤LP<Bones Gold Opaque Vinyl>
輸入盤LP<"The Circle" Splatter Turquoise+Red+Black Vinyl>
輸入盤2LP+CD<Dancing Shadow Splatter Vinyl>
■作品詳細
北欧フィンランドが生んだメランコリック・メタルの英雄AMORPHISが、2022年『HALO』以来3年半ぶり・通算15 作目のスタジオ・アルバム『BORDERLAND』をリリースする。95年の2ndアルバム『TALES FROM THE THOUSAND LAKES』での日本デビューから、2015年の12thアルバム『UNDER THE RED CLOUD』まで永らく在籍したビクターヘの復帰作となる。
これまで祖国フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を創造の源として、多くの創作を続けてきた彼らだが、本作もそのひとつ。2007年の『SILENT WATERS』以降、AMORPHISのすべての作品で歌詞を綴ってきた芸術家であり詩人でもあるペッカ・カイヌライネンが、今作でも作詞を手がけ、その内容は「カレワラ」のストーリーに即したものになっている。
ペッカはこう語る。
「私たちの前にこの地にやってきた世代、私たちの祖先もまた、死と破滅に直面しなければならなかった。人類の神話、そしてAMORPHISのファンに敬意を表し、人類が常に頼ってきた謙虚さと強さを少しでも伝えられるような歌詞を綴った」
ここ数作は幾何学模様のようなカヴァーアートが続いたが、今作では「カレワラ」に登場する黄泉の国トゥオネラを流れる黒い川を漂う白鳥を描いているであろう、オランダの画家マラルト・ファン・ハーステレンによる絵画を採用。マラルトは、METALLICA、BLACK SABBATH、KVELERTAK、ALCESTらとも仕事の経験もある。
本編10曲を収録した本作であるが、そのうちの7曲の作曲をキーボーディストのサンテリ・カリオが担当している。これは過去にない配分である。これまでもメイン・コンポーザーのひとりとして、「Silent Waters」や「Sky Is Mine」、「Mermaid」、「You I Need」のように鍵盤奏者らしい悲哀が充満した名曲を生み出してきたサンテリだが、本作でもその「哀しみのメロディセンス」は遺憾無く発揮されており、それもあり『BORDERLAND』は歴代もっとも美しき哀しみが漂う傑作に仕上がっている。
本作でAMORPHISが初めてタッグを組んだプロデューサーは、現代のメタルシーンの最高峰とされるデンマーク人のヤコブ・ハンセン。レコーディングも彼が所有するHansen Studiosで行なわれた。
■収録曲
01ザ・サークル
02ボーンズ
03ダンシング・シャドウ
04フォグ・トゥ・フォグ
05ザ・ストレンジ
06テンペスト
07ライト・アンド・シャドウ
08ザ・ランタン
09ボーダーランド
10ディスペア
11ウィーヴァーズ
※日本盤ボーナス・トラック1曲収録
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タグ : アナログレコード ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2025年06月09日 13:36







