『リンダ リンダ リンダ』のリバイバル上映決定!いま“ガールズバンド青春もの”が再燃中!?

文化祭の前日に、突如バンドを組むことになった女子高生たちの奮闘を描いた青春映画『リンダ リンダ リンダ』。2005年に公開された本作が、20年の時を経て2025年8月22日よりリバイバル上映されることが発表された。
●等身大の高校生が奏でるリアルな青春とロックサウンド
劇中ではザ・ブルーハーツの楽曲「リンダ リンダ」を使用したことでも話題に。出演者には、今や世界で活躍する韓国出身の俳優ペ・ドゥナをはじめ、若き日の前田亜季や香椎由宇、Base Ball Bearの関根史織らが名を連ねる。高校生たちの青春と、音楽を通じて伝わる熱量が観る者の胸を打つ作品だ。
リバイバル上映は、オリジナルの35mmフィルムの質感を活かしつつ、映像の細部まで美しく修復した4Kデジタルリマスター版で公開される。20年の時を経た今、改めてその魅力を体感できる機会となるだろう。
近年では、アニメや漫画を中心に「ガールズバンド」をテーマにした作品が数多く登場し人気を博している。中でもアニメ『けいおん!』は、その代表格と言える作品。幅広いグッズ展開や聖地巡礼ブーム、さらに関連楽曲が音楽チャートの上位を席巻するなど、社会現象を巻き起こした。
▶記事「“イカ天”から「けいおん!」「ぼっち・ざ・ろっく!」へ……バンドブームを紐解く音楽文化論」
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は、主題歌や劇中歌の制作に様々な有名音楽クリエイターが参加し、楽曲の完成度が話題に。劇中バンドによるアルバムはBillboard JAPANで上位を獲得し、全国規模のZeppツアーも実現した。
▶記事「アニメ第2期も決定、「ぼっち・ざ・ろっく!」の魅力はストーリーだけじゃない?」
そして、高校の軽音部を舞台にした漫画「ふつうの軽音部」は、「次にくるマンガ大賞2024」Web部門で1位、「このマンガがすごい!2025」オトコ編では2位を受賞するなど破竹の勢いを見せている。
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最近では、名門お嬢様学校に通う少女たちがロックにのめり込んでいく『ロックは淑女の嗜みでして』がアニメ化され話題となった。同作は、高潔な淑女になるためにロックへの情熱を封印した主人公が、旧校舎からドラムの音が聞こえてきたことをきっかけにロックへの思いを再燃させるという青春ロックストーリーだ。上品さとロックの激しさを掛け合わせた独特な世界観が多くの視聴者を惹きつけている。
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20周年を迎える名作『リンダ リンダ リンダ』から、『ロックは淑女の嗜みでして』をはじめとした現代の新たなガールズバンド作品たち。その両方に触れることで、時代を超えて愛される“ガールズバンド青春もの”の魅力を再発見できることだろう。
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タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年08月13日 10:15

