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cambelle (キャンベル) ファーストアルバム『Magic Moments』が2025年11月19日発売

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移ろいゆく時間や季節の中に訪れる魔法のような瞬間。 エヴァーグリーンなメロディが、柔らかなグルーヴとヴィンテージ機材を用いたソフトサウンドに溶け込む。 2020年代のインディー音楽の世界的なムードを象徴的に描き上げた"メロウポップス"が日本・東京から放たれた。

■作品詳細

Todd RundgrenやBrian Wilsonといった1960~70年代のロック/ポップスからの影響を反映させつつ、ClairoやAlice Phoebe Louら、現行のレトロソウルやインディーポップとも呼応するサウンドが鳴らされている。また、20世紀の古き良き音楽に対して憧憬を包み隠さないその姿勢は、LampやKIRINJIとも通じるものがある。DX7やMoogといったシンセサイザーをはじめとする多くのヴィンテージ機材を使用した楽曲は、メンバー3人それぞれの明確に異なる資質──美しいメロディへの飽くなき探究心、膨大な聴取体験に基づいた連想ゲーム的プロデュース、ジャズをルーツに童心的かつ自由奔放に行われるアレンジ──が、高度に組み合わさることで生み出されている。さらに、日本のインディーバンドとしては珍しく、多くのミュージシャンがレコーディングに参加。日々それぞれに探究を重ねる仲間たちと共に作り上げたこの「協業」という意味でのポップスは、かつて数多くの名曲を世に送り出したレーベル"A&M"を彷彿とさせる内容となっている。

 

収録内容

1. Magic Moments
2. 親密さについて
3. 白い鷺
4. 街場
5. Interlude
6. しずかなふたり
7. 火粉
8. クリストフ
9. 微睡の午后
10. 明け方のブルース

*ブックレット内に「橋本徹(SUBURBIA)× 市原諒(cambelle) リリース記念特別対談」を掲載


 

■「Magic Moments」推薦コメント

※敬称略、50音順

◾️浦上想起
まず曲の題がよくて、
次に音の質感が好みで、
追いかけてメロディやシンセの音色の郷愁もたまらない。

心を優しく突き刺すような七変化が待ち受ける、
優雅なアルバムが野に放たれた!
Fav Track: 「Akegata / 明け方のブルース」


◾️大塚真太朗(生活の設計)
このアルバムにこれから偶然出会う人が羨ましい。
芳醇なメロディとアレンジに打ちのめされた後、
散りばめられた先人のエッセンスを拾っていく作業は
どんなに楽しいだろう。

明け方、丁寧に作られた小さな筏に
3人の若者たちが乗り込み海へ出ていく。
そんな風景が1曲目から広がる。
少し不安だけど大丈夫、彼らにはMagicがかかっている。
Fav Track: 「Christopher / クリストフ」



◾️清水遊(brooks)
車窓を眺めていると、
流れていく景色の一つ一つに誰かの日常を感じる。
何気ない風景でも、
思いを馳せるとかけがえのない時間に変化する。

このアルバムは暮らしの中で、
過ぎていく時間に彩りを与え、
静かなときめきを感じさせてくれる音楽だと思いました。
Fav Track: 「Gloom / 親密さについて」



◾️細野悠太(chappo / cho co pa)
生まれる前に発売されたゲームをプレイした時のような、
懐かしさと新しさの同居を感じる。
前作の(本人たちも当然自覚して作っていただろうけど)、
渋谷系の直系のサウンドを前面に出している感じも良かったけど、今作はそれの正統進化と言って良いと思う。

もしかしたら僕ら世代(20代後半)に
一番刺さるアルバムなのではないかと思います。
楽しんで!
Fav Track: 「Sleep Warm / 微睡の午后」



◾️マオ(砂の壁)
一聴して、見えてくるのは街の風景。
”僕”は起きていたり、まどろんでいたり、
夢の中だったり。
そして世界は昼間から夜、明け方へと流れていく。

ソフトロックが下敷きとなったメロウポップスは
1stアルバムにして金字塔。
うっとりするようなメロディーに重なる
豊かなハーモニーが、
アルバム名にも冠された”Magic”のムードを
体現しているよう。
かねてから考えていたとおり、
やはり「魔法」とソフトロックは相性が良い。
「魔法」的な美しさと併存して漂うメランコリーが
cambelleらしさとして今っぽく光る。

部屋の窓から退屈そうに外を眺めるのは、
令和7年の”僕”だった。
英題と邦題が併記された曲名は、
Flipper’s Guitarやピチカート・ファイヴの
それを彷彿とさせる。
一見して繋がらない英語と日本語は、
リスナーを彼らの世界に誘い込む、
ひと言セルフライナーノーツのよう。
英題・邦題から想起される風景に思いを馳せると、
楽曲が一層味わい深いものになりそうだ。
Fav Track: 「Dream in Bossa / しずかなふたり」



◾️リサフランク
何だかあたたかくてやさしくて、
だけど少しさびしげでもある街の光景が
音と詞の向こうからおぼろげに浮き上がってくる。

その街にはゆったりとした時間が流れている。
穏やかな海のように落ち着き払った空気に満ちていて、
晴れの日も雨の日も霧がかった日も、
まあそんなこともあるだろうとでも言いたげな様子で
そこに在り続ける街だ。

僕はずっとこの街に来たかった。
僕がこれまで音楽を聴き続けてきたのは
この街に行き着くためだったのだ。
ひとつの旅がここで終わったと感じている。
Fav Track: 「Magic Moments」



◾️ルアン(電影と少年CQ)
移ろいゆく季節や生活の気配が、
音の中に淡く溶けあっていく。

知っているはずの街なのに
どこか断片的に要塞都市のような風景を感じさせ、
聴くものに想像の余白を与える。

まるで一本の映画を観終えた後のように、
深い余韻を残し物語を紡ぐアルバム。
Fav Track: 「A White Heron / 白い鷺」


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タグ : J-インディーズ シティ・ポップ

掲載: 2025年11月18日 11:30