野平一郎&オーケストラ・ニッポニカ 『芥川也寸志 傑作集』 2025年12月19日発売

偉大なる功績を讃えて。
芥川也寸志生誕100年に贈るメモリアルアルバム。
CD
■作品詳細
1925年に、文豪芥川龍之介の三男として誕生した作曲家、芥川也寸志。音楽にのみならず、文化的、社会的活動を実践し多大な功績を遺した日本を代表する作曲家です。本アルバムは魅力ある芥川のオーケストラ作品をライヴ収録。ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の佐藤晴真を迎えた「コンチェルト・オスティナート」や交響曲第1番など必聴です。
そして、芥川也寸志の志を継ぐべく、その名を冠に掲げた「芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ」。ニッポニカは23年の活動後、この公演をもって演奏活動を休止することになりましたが、残した音源、楽譜、それらの活動の功績は未来への遺産となります。まさに芥川也寸志とニッポニカの功績を讃えたアルバムです。
(MClassics)
■収録曲
芥川也寸志(1925-1989):
1-6. 舞踊組曲「蜘蛛の糸」
1. I. 前奏曲
2. II. 極楽の朝
3. III. 蜘蛛と犍陀多
4. IV. 血の地獄
5. V. 蜘蛛の糸
6. VI. 極楽の昼
7. チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート
8. 証城寺の腹づつみ~オーケストラと狸のための~
9-12. 交響曲 第1番
9. I. Andante
10. II. Allegro
11. III. (Chorale) Adagio
12. IV. Allegro molto
【演奏】
野平一郎(指揮)
オーケストラ・ニッポニカ
佐藤晴真(チェロ)...Track.7
菅原淳(ティンパニ)...Track.8
【録音】
2025年4月27日 東京・紀尾井ホール(ライヴ・レコーディング)
収録時間:74分
■芥川也寸志メモリアル
オーケストラ・ニッポニカ
2002年9月設立。日本を代表する作曲家であり、かつその域にとどまらず多様な音楽的、社会的活動を実践して現代の日本音楽界に多大な功績を遺した故・芥川也寸志氏の志を継ぐべく設立されたオーケストラ。本名徹次を初代音楽監督(2003.1~2011.4)として活動を開始し、2016年6月には野平一郎がミュージック・アドヴァイザー に就任した。
日本の交響作品を積極的に演奏すること、内外の埋もれた作品に光を当てて紹介するなどの活動に加えて、オーケストラ作品の委嘱や、アジアの国々との音楽分野に於ける国際交流なども活動の柱としている。
2003年2月に開催された設立演奏会(2回シリーズ、紀尾井ホール)は大きな反響を呼び、ライブCDも注目を集めた。その後20年間の活動を通して、初演以来埋もれていた日本の作品の蘇演は約130曲、演奏用楽譜を作成した作品は45曲、委嘱作品は17曲、制作・発売されたCDは15点、海外での音楽祭を3回(中国、ベトナム、フィリピン)開催するなど、地道に活動を続けている。
蘇演や復刻演奏に当たっては、失われている総譜やオーケストラ演奏用譜の整備を行ない、日本の作曲史上における作品の再発見、再評価の機会を創出するとともに、今後の再演に供するなど作品の普及にも努めている。取り組んだ作品の中には、プロフェッショナル、アマチュアを問わず他のオーケストラで再演され、ナクソスをはじめとする主要レーベルのCDに収録された作品も数多い。
2016年1月に発売されたCD『池野成:ラプソディア・コンチェルタンテ 石井眞木:アフロ・コンチェルト』は、「レコード芸術」「音楽の友」等の専門雑誌で高く評価された。2019年9月にリリースされたオペラ『ニホンザル・スキトオリメ』のライブCDは、「レコード芸術」特選盤に、更に朝日新聞「for you Collectionクラシック音楽」欄で推薦盤に選定された。2022年にリリースされたCD『松村禎三 交響作品集』(妙音舎)も「レコード芸術」特選盤となっている。
2019年9月に第17回佐川吉男音楽賞(第34回演奏会 オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」)、2022年7月に第21回佐治敬三賞(第38回演奏会「松村禎三交響作品展」)を受賞。
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2025年12月03日 18:00