WERGO 『モートン・フェルドマン:複数ピアノのための作品全集』 3枚組 2026年2月上旬発売 ~生誕100周年記念!

フェルドマン生誕100周年を記念する特別な3枚組
複数台ピアノのための作品を完全網羅!
WDRに残された初録音を含む貴重な音源が一挙に登場!
CD(3枚組)
■作品詳細
現代音楽専門レーベルWERGOより、アメリカ現代音楽最大の牽引者のひとり、モートン・フェルドマン(1926-1987)の生誕100周年を記念するアルバムが登場。3手以上のピアノ作品をすべて網羅するという大胆にして興味深すぎる企画です。WDRの放送局で録音された音源を使用、演奏者たちも現代音楽を得意とする面々ばかり。さらに初録音作品も含まれています。「ピアノと声」は5台のグランドピアノと5人のソプラノという壮麗な編成(音楽は静謐で美しいフェルドマンの真骨頂ですが)。最近発見された「2台のピアノとチェロのための三重奏曲」にはアルディッティ弦楽四重奏団のメンバーである名手ロハン・デ・サラムが参加しています。
1950年代にフェルドマンは独自の瞑想的な音楽スタイルを確立しました。およそ一般的でない音楽の流れと形式、ゆったりと穏やかで、ときに非常に長い音を用いた静謐な空間が何とも言えない表情を生んでいます。ほとんどがピアノからピアニッシモの微細なニュアンスで奏でられることも特徴です。後期の作品は長大な演奏時間を伴うようになり、神格化されたその響きが一時的に彼の初期作品への評価を覆い隠したきらいがありますが、このアルバムを最初から聴いていけば、どの作品も素晴らしい完成度であることが如実にわかるでしょう。無二の作曲家フェルドマンの生誕100周年を記念する壮大なリリースです!
(WERGO)
■収録曲
モートン・フェルドマン(1926-1987):複数ピアノのための作品全集
[CD1] 63:32
1. 2台のピアノとチェロのための三重奏曲(1950)* 4:29
2. 2台のピアノとチェロのための三重奏曲/改訂稿(1950?)* 1:21
3. プロジェクションIII ~2台のピアノのための(1951) 2:17
4. エクステンションIV ~3台のピアノのための(1952-5) 6:47
5. インターミッションVI ~1台または2台のピアノのための(1953) 2:52
6-7. 2台のピアノのための2つの小品(1954) 1:58
8. 4台のピアノのための小品(1957) 11:31
9. ピアノ(3手)(1957) 9:40
10. 2台のピアノ(1957) 9:31
11. [無題] ~2つのピアノのための(1958) 5:40
12. 4手のピアノ(1958) 6:58
[CD2] 59:11
1. イクシオン ~2台のピアノのための(1958/1960) 33:13
2. Vertical Thoughts I ~2台のピアノのための(1963) 7:32
3-4. 3台のピアノのための2つの小品(1965/1966) 18:11
[CD3] 60:57
1. 5台のピアノ(1972) 32:18
2. ピアノと声(1972)* 28:36
*世界初録音
【演奏】
ヨヴィタ・ツェール、フィリップ・クローンビヒラー(ピアノ、チェレスタ)
ペーター・デーゲンハルト、ジョン・マカルパイン、フリードリヒ・イェッカー(ピアノ)
サラ・ベッカー、クラウディア・ベッチャー、ニコール・フェライン、シルヴィア・コーケ、ステファニー・クンシュケ(ソプラノ)
ロハン・デ・サラム(チェロ)
【録音】
2013年12月27-28日、2014年4月23-26日、2015年2月9日

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2025年12月11日 16:30