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『激ロック』スペシャルコーナー【3月レコメンドアイテム】

掲載: 2026年03月27日 10:10

gekirock

2月のオススメはこちら

LAMB OF GOD / 『Into Oblivion』
GENRE : GROOVE METAL

USモダン・メタルの帝王 LAMB OF GOD
原点回帰的な要素も織り交ぜた強力なニュー・アルバム!

言わずと知れたUSモダン・メタルの代表格、LAMB OF GODが約3年半ぶりとなるニュー・アルバムを完成させた。近作ではヘヴィなチューニングとチャグでより重厚感を増した音楽性へと歩んでいた彼等だが、本作ではファストなビートも取り入れつつ、原点回帰的な攻撃性を孕んだ楽曲群を収録しており、パンキッシュに疾走するTrack.2等は実に痛快。一方で壮大なフレーズを用いたTrack.1や、幽玄なクリーン・ヴォーカルと衝動的なラウド・サウンドの対比がエモーショナルなTrack.5等、従来とは似て非なる要素も垣間見える。メタルの源流を辿るかのようなBLACK SABBATHのカバーも秀逸で、シーンの新旧を問わず敬意を集めるバンドの面目躍如だ。
菅谷 透【ライター推薦】

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SAMURAI PIZZA CATS / 『Press Start』
GENRE : METALCORE

バンドのスタイルと新たなフェーズの始まりを示した
2ndアルバム『Press Start』完成!

ドイツが生んだパーティー・エレクトロニコア・モンスター、ELECTRIC CALLBOYのDaniel Haniß(Gt)擁するメタルコア・バンド SAMURAI PIZZA CATSが、ニュー・アルバムをリリース。バッキバキのアッパーなリズムを、スペーシーなシンセで持ち上げて、ブレイクダウンで一気に落とし、そしてまたキラッキラにブチ上げる。ヘヴィだが、とにかくアゲアゲでキャッチーなのが持ち味の彼等らしく、今作も全曲シングルでおかしくない程に分かりやすくノリやすい。そして、日本のファンならニンテンドーコアっぽいピコピコ・サウンドや、「Ramen-Man」のなんともかわいい日本語にも注目したい! 今最も来日が期待されるバンドだ!
山本 真由【ライター推薦】

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NEW FOUND GLORY / 『Listen Up!』
GENRE : POP PUNK

逆境で輝ける強さ!
NFGが見せるポップ・パンク魂

前作から約6年ぶりとなるアルバム。これまでに比べて制作に時間がかかったのは、ギタリストのChad Gilbertが癌で闘病していたからだろう。ここ数年はサポート・ギターを入れてツアーを行っていた彼等だが、なんとメンバーがツアーに出ているなか闘病中のChadがアルバムの制作を進めていたというのだからすごい。そして完成した今作の希望に満ち溢れたポジティヴなパワーもすごい! 澄み渡る明朗なメロディ、キャッチーなギター・リフ、十八番のブレイクダウンもキレッキレ。ファンが求めるNFG像の全てがここにある。ギターをサポートしたFOUR YEAR STRONGのDan O'Connorをはじめ、多くの盟友がゲストでシンガロング・パートに参加しているもアツい。
山本 真由【ライター推薦】

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Rob Zombie / 『The Great Satan』
GENRE : INDUSTRIAL METAL, SHOCK ROCK

ホラー映画監督としての顔も持つ鬼才による
シアトリカルなRob Zombieワールド!

時代の流行り廃り等はどこ吹く風、唯一無二の世界観を持つ鬼才 Rob Zombie。およそ5年ぶりの最新作にして通算8枚目となる本作『The Great Satan』は、長年ギタリストを務めたJohn 5が2022年に離脱、初期のコラボレーターだったMike Riggs(Gt)とBlasko(Ba)を改めて迎え入れてからは初となる作品だ。ソリッドなギター・リフがグルーヴを牽引し、時にヘヴィに時にダンサンブルに、お得意の映画的なSEを随所に挟みながらシアトリカルさが過剰なまでに強調された世界観は、アルバムという名の総合芸術を悪趣味すれすれの美学とセンスで成立せしめている。すでに還暦に突入したRob Zombie御大の圧倒的なエネルギー、恐るべし。
井上 光一【ライター推薦】

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CONVERGE / 『Love Is Not Enough』
GENRE : HARDCORE

結成35周年迎えた今も最前線に立ち続ける凄みが凝縮された
カオティック・ハードコア最大のカリスマ CONVERGE約8年ぶりの単独作品

待った甲斐があった――。カオティック・ハードコア最大のカリスマ、CONVERGEの単独作品としては約8年ぶりとなる最新作は、思わずそう口にせざるを得ない一枚だ。シームレスに配置された楽曲は、約30分の中に怒りと痛みがこれでもかと詰め込まれ、混沌と狂気を生々しい熱量でリスナーへと叩き付ける。初期を思わせるニュースクール由来のサウンドや、強烈なデス・メタル/スラッジのリフ、さらに彼等の影響下にあるネオクラストへの目配せのようなパートまで飛び出し、バンドのキャリアを総括するかのような振り幅も見せながら、無常感を孕んだ「We Were Never The Same」へと帰結する展開も見事。結成35周年を迎えた今も、最前線に立ち続ける凄みが凝縮されている。
菅谷 透【ライター推薦】

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THE BROWNING / 『Burn This World [Evolved]』
GENRE : ELECTRONICORE

15周年迎えたTHE BROWNINGのデビュー作『Burn This World』
2020年代仕様にアップデートされたリメイク・アルバム!

デスコア×エレクトロの黎明期、そしてDjentへの過渡期である2011年にリリースされカルト的な支持を集めたTHE BROWNINGのデビュー作『Burn This World』。その15周年を迎えた節目にリメイク・アルバムが発表となった。オリジナル版ではやや雑然としていたアレンジは、近年の彼等の活動やシーンの動向に合わせてインダストリアルやハードコア・テクノを基調としたダークなトーンに統一されており、2020年代仕様へと見事にアップデート。切れ味鋭いチャグと高揚感を帯びたレイヴの融合を、よりモダンで強力になったサウンドで体感できる。ヘヴィな音楽だけでなくクラブ・ミュージックも聴くというファンにもおすすめしたい。
菅谷 透【ライター推薦】

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LIONHEART / 『Valley Of Death II』
GENRE : BEATDOWN HARDCORE, METALCORE

ハードコア・シーンのベテラン LIONHEART
安定感と衰え知らずのエネルギーが強烈な最新作

1年程の解散期間はあれど、2007年のアルバム・デビューから約20年の間、常にハードコア・シーンの最前線で精力的な作品リリースと怒濤のツアーを重ねてきたUSカリフォルニア産のベテランによる最新作。無駄を削ぎ落した激タイトなヘヴィ・グルーヴが迫りくる全10曲は、期待通りの重々しいブレイクダウンやメタリックなリフの応酬を兼ね備えたハードコア・バンガーを連発しつつ、緩急を付けたバンド・アンサンブルで単調さを巧みに回避しており、ベテランらしい安定感と衰え知らずのエネルギーが強烈だ。ラスト曲「Death Grip」でA DAY TO REMEMBERのKevin Skaffがギター・ソロで参加している点にも注目。
井上 光一【ライター推薦】

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SYLOSIS / 『The New Flesh』
GENRE : THRASH METAL, MELODIC DEATH METAL, METALCORE

過去一ストレートなヘヴィネスやアグレッションが迫りくる
イギリス産エクストリーム・メタル・バンド SYLOSISの通算7枚目

元ARCHITECTSのギタリスト、Josh Middletonを中心とするイギリス産エクストリーム・メタル・バンドによる通算7枚目。20年に及ぶ長いキャリアを持つ彼等だが、本作は過去一でストレートなヘヴィネスやアグレッションが迫りくる強烈な音作りが特徴的だ。初期の彼等に顕著だったメロデスやメタルコアの色は多少残しつつも、スラッシュ・メタル由来の鋭利なリフを軸とした攻撃的なサウンドがリスナーの脳天に直撃する瞬間は間違いのない愉悦であろう。無骨なブルータリティの中にも甘さに流されすぎないシンガロング必至のコーラス・パートも随所に織り込まれ、巧みなソングライティング能力に裏打ちされた曲作りの上手さも際立っている。お見事!
井上 光一【ライター推薦】

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GLADENFOLD / 『Soulbound』
GENRE : POWER METAL

2003年から活動しているフィンランドの6人組 GLADENFOLD
随所に挟まれるメロデス由来のフレーズもアクセントとして効いた4thアルバム

2003年から活動しているフィンランドの6人組による4thアルバム。メロデスをルーツにパワー・メタルの勇壮なクリーン・ヴォーカルを取り入れた音楽性(2025年にはCHILDREN OF BODOMのカバーも発表)で独自の存在感を見せてきた彼等だが、本作では大胆にもデスヴォイスをほぼ排したスタイルへと変化している。アグレッシヴなアンサンブルに開放的な歌メロが重なることで、楽曲のコントラストがより鮮明になっているし、確かな歌唱力を持つヴォーカルは説得力抜群で、本作から入ったリスナーは活動当初からパワー・メタル・バンドだったのかと錯覚しそうな程の完成度。随所に挟まれるメロデス由来のフレーズもアクセントとして効いている、ユニークな作品だ。
菅谷 透【ライター推薦】

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Paul Gilbert / 『Wroc』
GENRE : HARD ROCK, HEAVY METAL

道徳的で古めかしい表現も多い言葉たちがキャッチーなロックへと生まれ変わった
実に痛快なPaul Gilbertの最新作

Paul Gilbertという人は、常に好奇心たっぷりの斬新なアイディアでリスナーを驚かせ、楽しませてくれる。MR. BIGやRACER X等の超絶テクニカルなギタリストとしての顔は言うに及ばず、ソロ・アーティストとして多彩な作品をリリースし続けているPaulの最新作となる本作は、なんとアメリカ初代大統領が筆記体の練習として書いていたというエチケット・マニュアルに着想を得て、大胆にもロック・アルバムを作り上げてしまったのだ。道徳的で古めかしい表現も多い言葉たちが、超絶テクニック炸裂のハード・ロックから軽快なロック、ブルースにポップス等々ジャンルを自在に横断するキャッチーなロックへと生まれ変わった実に痛快な一枚である。
井上 光一【ライター推薦】

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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリー・マガジン、ポータル・サイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライヴ・イベント、25年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷/新宿/下北沢に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」、また渋谷にあるロック・ファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営等、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティヴ集団である。

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