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『激ロック』スペシャルコーナー【4月レコメンドアイテム】

掲載: 2026年04月28日 12:16

gekirock

3月のオススメはこちら

FOO FIGHTERS / 『Your Favorite Toy』
GENRE : ALTERNATIVE ROCK

結成30年超えたFOO FIGHTERSが放つ
爽快でストレートな、迷いゼロ、純度100パーセントのロック・アルバム

Taylor Hawkins(Dr)亡き後、新メンバーと共に作られた初のアルバムでもある、通算12作目となる本作全体の印象としては、とにかくエネルギッシュ、パワー漲るロックンロール。メンバーの心の変化や時代の流れに沿って、様々な表現にトライし、進化し続けてきたFOO FIGHTERSが、シンプルにワクワクする、アッパーでライヴ・アンセムとなるようなノリのいいロックンロールに回帰する。これまでのバンドの歴史が、様々な物語があってこそ、“これだよ、これ!”とファンが納得し、テンションがブチ上がる一枚が完成する。泣かせてくれるじゃないか。もちろん、作品自体は涙なんかとは無縁の、爽快でストレートな、迷いゼロ、純度100パーセントのロック・アルバムなので安心してほしい。
山本 真由【ライター推薦】

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FROM ASHES TO NEW / 『Reflections』
GENRE : LOUDROCK, NU-METAL

モダンでメロディックな新境地のラップ・メタルが炸裂する
FROM ASHES TO NEWの5thアルバム!

本作の制作過程において、バンドは一度完成した16曲に及ぶデモをほぼ全て破棄する異例の決断を下したそうだ。そうして完成した5thアルバムは、従来の強みにさらに磨きを掛けつつ、フレッシュなマインドで新たな表現にも挑んだ全12曲が収録されている。ラップをフィーチャーしたツイン・ヴォーカルの掛け合いはもちろん健在だが、より洗練されたメロディラインが印象的で耳を引く。アレンジにおいてもオルタナ・メタルにとどまらず、ダークなエレクトロを取り入れたTrack.3や、モダン・メタルへと接近したTrack.5、ホラー・テイストなTrack.8等幅広いスタイルを提示しており、新たな境地へと突入したことが窺える。より多くの支持を獲得できるであろう強力作だ。
菅谷 透【ライター推薦】

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SKINDRED / 『You Got This』
GENRE : LOUDROCK, RAGGA METAL

ダンサブル、ハッピー、ポジティヴ!
ウェールズの伝説が轟かすヘヴィ・ロック×レゲエ

ヘヴィ・ロック×レゲエというスタイルで、ロック・シーンに確固たる地位を築いてきたウェールズのレジェンド SKINDREDが9枚目のフル・アルバムを完成させた。今作は、“You Got This(君ならできる)”というタイトルの通り、ひたすらに力強くポジティヴなエネルギーに満ち溢れた作品だ。アルバムに先駆けてすでにライヴでも好評な表題曲をはじめ、80s や90sノリをオマージュしつつ、ダンサブルでフックの効いたサウンドは、隙がなく隅々まで手の込んだギミックがあり、聴き飛ばすことができない。さらに、フロントマン Benji Webbeの個人的な体験も入れたメッセージ、チャラくて厳つい見た目とはギャップのある、愛情深くハッピーなリリックのパワーもある。
山本 真由【ライター推薦】

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BLACK LABEL SOCIETY / 『Engines Of Demolition』
GENRE : HEAVY METAL

ギター・アイコン Zakk Wyldeの近年の歩みが全13曲に詰まった
BLACK LABEL SOCIETY約4年半ぶり12枚目のアルバム

言わずと知れたギター・アイコン、Zakk Wylde率いるBLACK LABEL SOCIETYが約4年半ぶり12枚目のアルバムを発表した。ダークでブルージーな骨太リフに、豪快でありながら流麗なソロが冴え渡る漢のHR/HMサウンドはさすがの一言。PANTERA再結成ツアーへの参加も影響したのか、グルーヴィな質感が随所に見られるのがユニークだ。そして本作最大のトピックは、やはりアルバムを締めくくる「Ozzy's Song」だろう。彼の人生を決定付けた“闇のプリンス”へと手向けられたソフトなバラードは、1人の人間として心情を吐露するような率直さが感じられるし、後半に設けられたソロも涙を誘う。Zakkの近年の歩みが、全13曲に詰まっている。
菅谷 透【ライター推薦】

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EXODUS / 『Goliath』
GENRE : THRASH METAL

心機一転の体制となったベイエリア・スラッシュの巨匠 EXODUSの通算12枚目
演奏面やソングライティングともに見事な出来栄え

2014年にヴォーカルに復帰したSteve "Zetro" Souzaが2025年初頭に脱退し、2005年から2014年まで在籍したRob Dukesが再加入。レーベルも移籍し、心機一転の体制となったベイエリア・スラッシュを代表する巨匠 EXODUSが生み出した通算12枚目となる最新スタジオ・アルバムだ。伝説的なEXODUS節が容赦なく炸裂するスラッシュ・メタル・ナンバーから、ドゥーム・メタルへと接近した表題曲、地を這うようなヘヴィネスがドラマチックに展開していく8分近い長尺曲まで、演奏面やソングライティングともに見事な出来栄え。幅広い音域と多彩な表現力を持つRobも確かな仕事ぶりで、彼の復帰が正しい選択であったことは間違いないだろう。
井上 光一【ライター推薦】

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EVERMORE / 『Mournbraid』
GENRE : POWER METAL, MELODIC METAL

スウェーデン産パワー・メタル/メロディック・メタル期待のトリオ EVERMORE
技術面でもソングライティング面でも成長を遂げた充実の内容の通算3枚目

大仰なシンフォニック・サウンドから始まるイントロダクションに続けてハイトーン・ヴォーカルのシャウトが飛び込んでくるTrack.2「Underdark」の時点で、この手の音の愛好家であればガッツポーズ間違いなし! スウェーデン産パワー・メタル/メロディック・メタル期待のトリオによる通算3枚目となる本作、安定のクラシカルなパワー・メタルを基盤としつつも、前作と比べてよりヘヴィな方向へと舵を切った印象で、曲によっては北欧メロデスに接近する程のアグレッシヴなリフが鳴らされている。とはいえあくまでメロディックなパワー・メタルという軸がぶれることはなく、技術面でもソングライティング面でも成長を遂げた充実の内容と言えそうだ。
井上 光一【ライター推薦】

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POISON THE WELL / 『Peace In Place』
GENRE : HARDCORE

ベテランの域に達したバンドの巧みさと、今なお尽きぬ怒りや衝動が両立された
POISON THE WELL約17年ぶりの新作!

復活作となる約17年ぶり(!)の新作。初期作品が叙情派ニュースクール・ハードコアのバイブルとしてリスペクトされ、後期ではポストハードコアやヘヴィ・ロックへと接近していった彼等だが、最新作ではそんなキャリアを俯瞰し成熟させた音楽性を展開。ダークで陰鬱なグルーヴに、おぼろげな光が差すようなメロディが乗ったサウンドは、ベテランの域に達したバンドの巧みさと、今なお尽きぬ怒りや衝動が両立されている。一際叙情的なTrack.5に、元ギタリストで現SLEIGH BELLSのDerek Millerが作曲で参加しているのも趣深い。“BLOODAXE FESTIVAL SPRING 2026”出演も含めて、再評価や若年層からの“発見”が進みそう。
菅谷 透【ライター推薦】

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DON BROCO / 『Nightmare Tripping』
GENRE : LOUDROCK, ALTERNATIVE ROCK

型にはまらないロック・サウンドで我が道を行くDON BROCO
唯一無二の味わい表現したFearless Records移籍作

型にはまらないロック・サウンドで我が道を行くDON BROCOが、Fearless Recordsに移籍。今作では、彼等らしいジャンル・ミックスを見せつつも、全体的にさらにヘヴィなスタイルに挑戦している。ニューメタル、インダストリアル・ロック、エモ、ハードコア等、様々な要素を混ぜ合わせ、さらにファンキーなベースラインや手の込んだシンセ・サウンド、メロディアスなギターといったテクニックも加えて、唯一無二の味わいを表現。Fearlessに移ったこともあって、ポストハードコア・ファンにリーチするシャウト多めの激しい内容ながら、ダイナミックなスタジアム・ロックの一面もある。相性ピッタリなNICKELBACKとのコラボ楽曲にも注目。
山本 真由【ライター推薦】

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MONSTROSITY / 『Screams From Beneath The Surface』
GENRE : DEATH METAL

George Fisher(CANNIBAL CORPSE/Vo)が在籍していたことでも知られる
フロリダ産デス・メタルの大ベテランによる約7年ぶり通算7枚目のアルバム

1990年結成、CANNIBAL CORPSEのGeorge Fisher(Vo)が在籍していたことでも知られるフロリダ産デス・メタルの大ベテランによるおよそ7年ぶりとなる通算7枚目のニュー・アルバム。作品のリリース数は必ずしも多くはなく、寡作なタイプながらオールドスクールなデス・メタルを愛するファンに熱狂的な支持を受ける存在で、オリジナル・ベーシストの復帰や新たなヴォーカリストの加入等を経てリリースされる本作は、卓越した演奏技術に裏打ちされた鉄壁のアンサンブルが王道でありつつも挑戦的、昔ながらのデス・メタルに相応しいアグレッシヴなヴォーカル、フロリダ産らしい獰猛なブルータリティを兼ね備えた見事な一枚だ。
井上 光一【ライター推薦】

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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリー・マガジン、ポータル・サイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライヴ・イベント、25年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷/新宿/下北沢に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」、また渋谷にあるロック・ファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営等、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティヴ集団である。

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