レッド・ツェッペリンの再来!?
ここまで頑なに己のスタイルを叩き出せる新人バンドもそうはいない。全体を覆う重々しいグルーヴとドライヴィンな楽曲──チャラいロックが多いなか、一聴して本物だとわかるウルフマザーのサウンドは、あの偉大なるレッド・ツェッペリンを彷彿とさせる。ブルージーで、サイケデリックで、実験的……それは初期でも中期でも後期でもなく、全期に渡るZEPサウンド! しかもただのモノマネではなく、己のスタイルへと変換することに成功しているのだから驚きである。というわけで、ウルフマザーは根っからのZEP好きにも猛烈アピールしたいバンドなのだ。
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掲載: 2006年07月13日 00:00
更新: 2006年07月13日 20:16
ソース: 『bounce』 277号(2006/6/25)
文/山口 コージー