あらゆるシーンからオーダー殺到! 象男は客演アクトとしても引っ張りダコだゾウ!! その1
SHY FX & T POWER 『Set It Off』 FFRR/London(2002) ドラムンベース界の人気コンビによるヒット作ですが……キーキー鳴く動物声の挿入もユニークな極太ベースのダンスホール・チューン、その名も“Nature”なんて曲には当然ゾウさんが必要でしょ! これぞ野性の王国!(出嶌)
WAYNE WONDER 『No Holding Back』 VP/Atlantic(2003) 先輩シンガーのこのメジャー・デビュー作で、〈Krazy〉使いの“Crazy Feeling”にて顔を覗かせているエリー。シンガーとDJというレゲエの王道コンビネーションを、存分に堪能させてくれる仕上がりだ。(山西)
MARIAH CAREY 『Charmbracelet - Special Edition』 ユニバーサル(2003) ダ・ブラット+マラ様による“Gotta Thing For You”の象男入りリミックスは、この2枚組ヴァージョンで聴くのが早い。ヌワ~ンとした艶唱に激しい一発でお応え。(出嶌)
MJ COLE 『Cut To The Chase』 Talkin' Loud(2003) 小粋なフリして実は相当な荒好みでもあるMJは、重心の低い突貫ブレイクス“Mad Man”に象男を起用。ゴツゴツとつんのめったビート上で披露する、ガラージMCばりの身のこなしがカッコイイ!(出嶌)
BIZ MARKIE 『Weekend Warriors』 Groove-attack(2003) ヒップホップ界きってのキュートな怪物と“Let Me See U Bounce”にてケツの穴のデカいコラボを展開! どっちもマイペースです。なお、別曲にはディディが参加。(出嶌)
LIL JON & THE EAST SIDE BOYZ 『Part II』 BME/TVT(2004) 象男のアルバムには2作続けて参加している仲良しのリル・ジョン。陰陽双子とバスタを交えた本作収録の“Get Low(Remix)”でも近所迷惑な合体を敢行! この後に組んだ“What U Gon' Do(Jamaican Remix)”も必聴です。(出嶌)
MISSY ELLIOTT 『This Is Not A Test!』 Gold Mind/Elektra(2003) ダンスホール調のナンバーもいくつか収録している本作だけど、エリーが絡んだ“Keep It Movin”は意外にもティンバランド製の純正ヒップホップ・トラックだ。ロウでダーティーなムード漂う同曲で、実力派2人がせめぎ合っている様は……ちょっと怖い!?(山西)
WYCLEF JEAN 『The Preacher's Son』 Clef/J(2004)“I Am Your Doctor”でウェイン・ワンダーと象男を招集。メロウでイイ雰囲気の展開に、突如割り込んでくる例のダミ声が一気にフロアを発火させる。なお、エリーの新作ではワイクリフ客演の“Five-O”が先行カットされてるよ!(山西)
DYNAMITE MC 『World Of Dynamite』 Strong(2004) ロニ・サイズらとの活動で知られる爆薬MCのソロ作。エレはラガ・ヒップホップ風味の“Pressure(The Warning)”に登場し、いつもよりクールに熱さをぶつけ合っている。(出嶌)
PUSHIM 『QUEENDOM』 NeOSITE/キューン(2004) ワイクリフが掻き鳴らす枯れたギターの音色も印象的な“Satisfaction”にエリーが乱入。女の子のクラブ・ライフを描いた同曲で、〈ケツを振りな!〉とひたすら連呼しています。このギラついた感じこそまさにゾウ印!(山西)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2007年08月09日 17:00
更新: 2007年08月09日 18:30
ソース: 『bounce』 289号(2007/7/25)
文/出嶌 孝次、山西 絵美