インタビュー

宝石だらけなホセの参加作品――(1)

JOSE JAMES『The Dreamer』 Brownswood(2008)

ブラウンズウッドのコンピで先出しされた表題曲をはじめ、上質なヴォーカル曲が揃った初のアルバム。シンバッドのリミックスが重用された“Spirits Above”、フリースタイル・フェロウシップのカヴァー“Park Bench People”など名唱だらけ!

VARRIOUS ARTISTS『BLUE NOTE STREET』 EMI Music Japan(2007)

多様なクリエイターが老舗の名曲をリサイクルした企画盤。ここでアート・ブレイキーの“A Night In Tunisia”を取り上げた松浦俊夫は、アルバム・デビュー前のホセをヴォーカルに抜擢していた。演奏にはcro-magnonと坂口修一郎も参加!

J.A.M.『JUST A MAESTRO』 ビクター(2008)

SOIL&“PIMP”SESSIONSのメンバーによるピアノ・トリオが放った深夜モードの良作。ホセは“Jazzy Joint”にて披露するラップ風味のスキャットが実にカッコイイ。なお、このアルバム自体も後にブラウンズウッドからUKリリースされている。

NICOLA CONTE『Rituals』 Emarcy(2008)

ニュー・ジャズの顔役が放った大作にて、ホセは“The Nubian Queens”など3曲にフィーチャー。なかでも“Awakening”では作詞も担当して、優雅なクルーナーぶりを見せつけている。以降もニコラのコンボとは“All Or Nothing At All”を録音していたり。

JAZZANOVA『Of All The Thing』 Verve(2008)

未来派ジャズの大物ユニットが70年代ソウルに急接近した意欲作。ドゥウェレやランドルフ、ジョー・ドゥーキー、そしてリオン・ウェア御大らマーヴィン感の強い面々が居並ぶなか、ホセも“Little Bird”にソウルフルな翼を与えている。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年02月03日 18:32

更新: 2010年02月03日 18:36

ソース: bounce 317号 (2009年12月25日発行)

文/出嶌孝次

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