HTに通じる日本のリラクゼーション・ビーツ作品――(1)
1. re:plus 『everlasting truth』 GOON TRAX(2010)
人気コンピ『IN YA MELLOW TONE 3』で脚光を浴びた、Hiroaki WatanabeとKohei Satoのコンビ。NujabesやNomakの影響下にありつつ、よりリスニング仕様に徹したフォルムの美しさを追求しています。cokiyuの登場も異色ながら同系色。
2. VARIOUS ARTISTS 『Melancholic Jazz -Winter』 IntroDuCing!(2009)
LUSRICAやDJ Whitesmithの名を広めたインスト・コンピ・シリーズの、冬を主題にしたこの第2弾では、Blazoらを加えた6組が穏やかな哀愁を表現。HIDETAKE TAKAYAMAの提供した3曲は今回のアルバムに未収録なので、こちらもチェックを!
3. Raujika 『Fairy Tale』 Palette Sounds(2010)
Cradleの元から現れた新たな才能のファースト・アルバム。和の風情がゆったりとビート上に舞い散るなか、オセロやアシェルをフィーチャーしたCradle Orchestra曲のリミックスも良いアクセントに。さらなる新鋭Amatyもリミキサーとして参加。
4. Froat11 『Moment』 IntroDuCing!(2009)
Little Westでも活動し、『Listening is Believing vol.3』で注目された音の匠の初作。ピアノ作品が目立つこの界隈にあって、メロウなギターの効いたオーガニックなサウンドにゆるりとした気分になれます。
5. DJ OKAWARI 『MIRROR』 Libyus(2009)
安らぎ系の大物による2作目。AMADORIが歌うデズリー“You Gotta Be”を筆頭に、ゆったりした美音と女声の連なりはリラクゼーション効果抜群です。フィギュアの高橋大輔が用いた“Luv Letter”もここに。
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2010年07月16日 13:36
更新: 2010年07月16日 13:36
ソース: bounce 322号 (2010年6月25日発行)
ディスクガイド/萌実