インタビュー

the telephones 『We Love Telephones!!!』

  

 「<音楽はみんなのもの>ということを再認識してつくったアルバムだから。みんなでこの音楽を共有したいです」(石毛)

 
石毛 輝(Vo.&Gt.)「やっと大好きなアルバムができました!」

岡本伸明(Syn.)「とにかく聴いて判断してくれ。自信はある!」

松本誠治(Dr.)「とにかく、自由に聴いて楽しんでほしいです。
愛聴できる1枚になった自信がすごくあるので」

長島涼平(Ba.)「このアルバムにかけるみんなの意気込みがいい方向に
転がっていって、リラックしてつくれたアルバム。
「the telephones」の入り口としても最高のものができたと思います


 

 タイトルは、その名も『We Love Telephones!!!』。
いよいよ、ついに、the telephonesというロック・バンドの本質的な
ダイナミズムとポップネスが、自然体のままで剥き出しになった。

昨年7月、<ディスコ!>の合い言葉とともに
『DANCE FLOOR MONSTERS』でメジャー進出。
以降、日常的にライヴを重ねるなかで、この国のライヴハウス、
そしてロック・シーンの前線で響くリアルなダンス・ロックとは、
どんなバンドのどんな音であるべきなのかを、彼らは求道してきた。

その成果を新たな試みとともに顕したのが、
今年3月の『A.B.C.D.e.p.』、4月の『Oh My Telephones!!!e.p.』という2枚のミニ・アルバム。
前者はiLLのナカコーをプロデュサーに迎え、エレクトロ・ポップ感を押し出し、
後者は初のセルフ・プロデュースに挑み
ロック・バンドとしてのシンプルかつ生々しいサウンドにフォーカスをあてた。
本作『We Love Telephones!!!』は、
その2枚のミニ・アルバムで表現したメソッド/アプローチを
さらにブラッシュアップ。
サウンドもメロディもリリックのメッセージも、力強く、
大きなフォームをもって音楽を愛する人たちに向けて開かれている。
全14曲、本作こそがthe telephonesの音楽愛そのものだ。
だから、タイトルはこうなった。

 

石毛 輝 「<音楽はみんなのもの>ということを再認識してつくったアルバムだから。
みんなでこの音楽を共有したいです」

 

■ PROFILE…the telephones(ザ・テレフォンズ)

05年に結成。他のバンドとは一線を画した、独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドはファンの絶大な支持を得ている。
リリース後はタワーレコード4店舗でのインストア・イヴェントや夏フェスへの出演などを予定しており、精力的な活動が期待される。

 

 
記事内容:TOWER 2010/08/05号より掲載

カテゴリ : HOT PICKS

掲載: 2010年08月04日 12:00

ソース: 2010/08/05

三宅 正一