インタヴュー①「中田監督は熱くて、とても愛らしい方です。」
「中田監督は熱くて、とても愛らしい方です。」
―中田監督と良い関係を築かれていたようですが、
綾瀬さんから見た監督はどのような方で、また撮影現場では
どのようなやりとりがあったかお聞かせください。
「すごく熱くて、とても優しい方です。
今までご一緒してきた監督とは少し違うなと思いました。
絶対、椅子に座らないんです。
大方の監督は、裏でモニターを観て指示出しをされると思うんですけど、
中田監督はいつもカメラの横にピタッとくっついて観ていて、
ずっと現場にいらっしゃるんです。
モニターをあまり観ない。不思議に思って何故か聞いたら、
現場でみんなと一緒にいて、みんなの芝居を間近で観ながら
パワーを送るんだそうです(笑)。
でも確かに!!と思いました。すごく熱気がありましたし。
本当にいつも熱い監督だなと思います。」
―どんな熱さ?
「本番前に、監督が毎回説明をしてくれるんです。
「はい。このシーンは今一人殺されました。血の匂いが漂っています。」みたいな感じで、
想像しやすいように。」
―それで皆さん、気持ちがパッと切り替わるんですね。
「そうですね。でも、いつスタートになるか分からないので、みんなでツッコんでました(笑)。
そしたら、「これは自分の気持ちを高めているんです!」っておっしゃってました。」
―面白エピソードを教えてください。
「監督が、汗が垂れないように手拭いを頭に巻くんです。
「よーい。本番!!」って言う度に縛り直すんですよ。毎回。
でも終わった後にはすごい汗が垂れてて。
「汗が引かないんですよ」って(笑)。
本当に愛らしい方です。監督のために頑張ろうと思いますね。」
―劇中にはいろいろな凶器が出てきますが、綾瀬さんが自分で持って、これは安心だと思う武器は何?
「いざとなったら、やっぱり拳銃が強いですよね。
使い方を知っていれば、絶対拳銃を持っていたいですね。
そうじゃなければ、石原さんが持ってた釘打ち機ですかね。」