インタビュー

メンバーが個々で活躍するバンド&参加作品を紹介!

 

blood thirsty butchers 『NO ALBUM 無題』 キング(2010)

その轟音で日本のエモ・シーンを初期から支え続ける無敵のサンカクに、田渕が驚きの加入を果たしたのは2003年。ギター・プレイはもちろん、ヴォーカルも担当してバンドに新風を吹き込んだ。吉村秀樹はプロデューサーとしてtoddleの作品に関わり、エンジニアの植木清志と共に〈チーム☆とどる〉と呼ばれている。*金子

swarm's arm 『3285D』 world wide waddle(2007)

小林愛と内野正登が所属する男女ツイン・ヴォーカルのローファイ・ポップ・バンドによる、現時点での最新作。初作の時点ではギターが3人という特殊な編成で、チープな打ち込みのポップを鳴らしていたが、それから9年ぶり(!)となった本作から内野が参加し、持ち味のユルさはそのままにバンド・サウンドへと変化している。*金子

moools 『Weather Sketch Modified』 7e.p.(2010)

97年の活動開始以来、メンバーも変わることなくUSのインディー・シーンと深く交流しながら活動を続けている、内野を擁する3人組。ストレンジなポップセンスとナンセンスながらも詩的なリリックに惹かれる、熱狂的な支持者も多い。歌をよく聴いて叩くという内野のスタイルがこのバンドで形成されたことは間違いない。 *金子

Lunimous Orange 『Sakura Swirl』 Naviga-tion(2008)

国内外で高い評価を獲得している日本を代表するシューゲイザー・バンド。竹内里恵のソロ・プロジェクトとなった2002年以降、サポートは常に流動的で、小林と江崎典利(ベース)が一時期参加していたことがある。小林は主にライヴでのサポートが中心だったようだが、江崎はアヒトイナザワらも参加したこの5枚目のアルバムでプレイしている。*金子

磯部正文 『SIGN IN TO DISOBEY』 トイズファクトリー(2010)

HUS-KING BEE~MARS EURHYTHMICSとバンドを渡り歩いた彼の次の一手となったソロでの最新作。ここでは田渕が約半数の楽曲に参加しており、〈ポップななかにもオルタナ感のあるザクザクとした音を入れたい〉という磯部の意向から白羽の矢が立ったという。確かにキレの良いギターが入ることで、楽曲がより骨太になった印象だ。また田渕はライヴでもレギュラー・メンバーとして活躍している。*加藤

高井俊輔 『フレッシュでクールでキュートでクラッシュなジーパンでデジャヴュ』 Street Music(2009)

80sムードのダンス・ナンバーを歌謡曲のメロディーで歌い上げるシンガー・ソングライターの初作。ここで田渕は“君がダッフルコートで歌ったバラードが思い出せない”に登場している。ナンバーガール時代を彷彿とさせる、これぞ!というヒリヒリとしたストレンジなギター・プレイにドキドキ! *加藤

SxOxU 『SxOxU』 ポニーキャニオン(2009)

GOING UN-DER GROUND・松本素生のソロ・プロジェクトによるミニ・アルバムで、つしまみれやandymoriといった若手バンドからの面々に混じり、全編に渡って田渕がギターを担当。ここでもキャッチーなポップ・チューンのなかで彼女のエッジの立ったギターが良いアクセントに。       *加藤

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年07月28日 14:26

更新: 2011年07月28日 14:26

ソース: bounce 331号 (2011年4月25日発行)

ディスクガイド/加藤直子、金子厚武

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