★第2弾★気分に合わせて楽しめる「モテキ」的ミックスCD
クルーでもある宇多丸(RHYMESTER)のラジオ番組〈ウィークエンドシャッフル〉へのレギュラー出演でいまや全国的な知名度を獲得? 唯一無二のJ-Pop DJミックス集団=申し訳ナイタズの4人による「モテキ」楽曲のミックスを収録したのがこちら。各人が考える「モテキ」的な曲も含んでいる(むしろそっちが大多数)ため、ほぼテーマがないと言っても差し支えない、拡大解釈しまくった選曲が堪能できる。80年代から現代までのアイドル・テクノ歌謡を繰り出し続ける掟ポルシェ、チャットモンチー“シャングリラ”などのダンス・ロックをフィジカルに繋ぐギュウゾウ、日本語ラップのメロウ・サイドを炙り出すサイプレス上野と、個々のキャラ立ちと全体のバランスが取れたラインナップなので、気分に合わせて各トラックを楽しめそう。個人的にもっともしてやられたのは、クルー総帥であるミッツィー申し訳のプレイ。音楽スタイルもテンポも異なる曲を何気なく繋いでしまうスキルには改めて驚かされました。宇多丸師匠もMCでちょろっと参加。
▼参加したアーティストの作品を一部紹介。
左から、ロマンポルシェ。の2010年作『盗んだバイクで天城越え』(ミュージックマイン)、サイプレス上野とロベルト吉野のニュー・ミニ・アルバム『YOKOHAMA LAUGHTER』(felicity)、ミッツィー申し訳と宇多丸によるミックスCD『申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX』(ポニーキャニオン)
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掲載: 2011年09月14日 18:02
更新: 2011年09月14日 18:02
ソース: bounce336号(2011年9月25日発行)
文、ディスクガイド/澤田大輔