インタビュー

KREVAの最近の課外活動も聴いてみREVA?



こちらでは近年のKREVA関連作をチェックしましょう。まずはプロデュース仕事から。過去にコラボ・シングルもリリースしている久保田利伸の2011年作には、スロウ&メロウな“Still In My Mind”を提供。また同年にはKREVAが監督を務めた音楽劇「最高はひとつじゃない」が行われましたが、そちらに出演した声優・宮野真守の最新作にてハウス・チューン“FANTASISTA”を手掛けています。そしてデビュー前からサポートしてきたSONOMIのミニ・アルバム『I』は彼女のセルフ・プロデュース作ながら、これまたハウス・マナーのボーナス・トラック“A Day”のみKREVAが担当。さらに、ネット上での巧みな立ち回りで話題をさらったラッパー・KLOOZのシングル“It's My Turn”も〈Dr.K〉ことKREVAのプロデュース。シンプルなブレイクを轟かせる同曲はP13で紹介している初作にも収録されています。

続いてフィーチャリングものをまとめて。MAJOR MUSICによる東日本大震災のチャリティー・プロジェクトにはSEEDAや後藤正文らと共に参加し、真摯なメッセージを投げ掛けております。そして雅-MIYAVI-が楽曲ごとに多彩なアーティストを招いた『SAMURAI SESSIONS vol.1』では、ファンク・ロック“ST-RONG”で高速ラップを放出し、一気呵成に駆け抜けてゆく様がなんとも痛快でした。また、坂本美雨との手合わせもふたたび。彼女の最新作に収録されたエレポップ“I'm yours”は、主役の柔和な歌とKREVAの鋭角的なラップとの対比が美しい。さらに、m-floの最新シングルには、m-floのリミックス盤『DOPE SPACE NINE』(2005年)に収められた加藤ミリヤのヴォーカル曲“ONE DAY(KREVA REMIX)”が再登板。ラップ・パートも自身のものにアダプトし、我流のナンバーに染め上げています。



▼関連盤を紹介。

左から、久保田利伸の2011年作『Gold Skool』(ソニー)、宮野真守の2012年作『FANTASISTA』(キング)、SONOMIの2012年作『I』(rhythm zone)、KLOOZのニュー・アルバム『DECORATION』(DREAM BOY)、MAJOR MUSICの2011年のシングル“HOPE”(rhythm zone)、雅-MIYAVI-の2012年作『SAMURAI SESSIONS vol.1』(EMI Music Japan)、坂本美雨の2012年作『I'm yours!』(YAMAHA)、m-floのニュー・シングル“LOVER”(rhythm zone)

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年03月19日 15:25

更新: 2013年03月19日 15:25

ソース: bounce 352号(2013年2月25日発行)

文/澤田大輔

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