インタビュー

INTERVIEW(3)――トントン表紙でSECOND ROYALのイヴェントに出演



トントン拍子でSECOND ROYALのイヴェントに出演



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――トントン拍子で活動が広がったわけですね。

福富「で、ライヴを観てくれた小山内さんが気に入ってくれて、8月のSECOND ROYALのイヴェントに出ない?って誘われて……」

――では、取材に同席してもらってる小山内さんにその時の感想を訊きたいのですが。

小山内「もう、観た瞬間に即決です。レーベル的にガールズ・バンドをずっと探していたというのもあって。自分が好きな音楽を一回りも下の年代のコたちがやっているというおもしろさと、ライヴがまだ2回目とか3回目とかって言ってる割には演奏はすごくシャンとしているというのと……。決定打的な要素がいくつもあったんですよね。あと、言っていいものかどうかわからないですけど、ヴィジュアルも可愛くて最高だったので……。あと、福富くんはよくセカンド・ロイヤル・ショップに来てくれていたので顔を覚えていたんですよ。ライヴを観た瞬間、〈あ、ギターのヤツ、店によく来るアイツだ!〉って(笑)」

――店に行っとくものですね。

福富「で、そのまま8月のSECOND ROYALのイヴェントに出させてもらい、シングルを作ろう、アルバムも出そうって感じの流れができたんですけど、でも、その頃、一度バンド解散の危機があったんです。ちょうど昨年暮れくらいの頃でした。石田さんと福田さんは僕と畳野さんの一つ上だから卒業が見えていたんです」

――で、卒業だからもうバンド辞めたい、と。

福田「そうですね。私はそういう気持ちでいました」

石田「ドラムは続けたいとは思っていたんですけど、このバンドのドラムは私じゃなくてもいいんじゃないかなって思ったりしていたんです」

福富「そもそも人づてに2人が辞めたがってるのを知っていたので、まずは4人で話し合おうってことになったんです。で、福田さんの意志は固そうだったけど、石田さんのほうには着けつけ入る隙がありそうだから(笑)、なんとか石田さんから攻めていこうかって感じで……(笑)。そしたら、〈福田さんがやるなら私も続ける〉ってことになって、福田さんも〈じゃあ、続ける〉ってなって……もう、僕はその場で大泣きですよ(笑)」

福田「実は福富くんと畳野さん2人ですでにアコースティックでやったりとかもしていたんで、だったらもう私たちは要らないんじゃないかなって思ってたんですよ。でも、この4人でやりたいんだって言われて……いままでそんなこと言われたこともなかったから……」

石田「あと、4人でやるのが結構楽しかったんですよね」

福富「で、何とか一件落着で今年2月からアルバムのレコーディングをしたんです。曲はまあ、なんとか揃っていたので、そのままの勢いで……」


カテゴリ : ニューフェイズ

掲載: 2013年06月12日 18:00

更新: 2013年06月12日 18:00

インタヴュー・文/岡村詩野

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