インタビュー

『The Entertainer』の背景にあるディスクガイド



JUSTIN TIMBERLAKE 『The 20/20 Experience』 RCA(2013)

R&B界のトレンドを再設定し直さんとしたカムバック作。大知も〈復活して嬉しかった〉と語っているが、それ以上に待ち焦がれていたのはPJ・モートンの『New Orleans』なのだとか(流石……)。ちなみに最近はロードがお気に入りだそう。

 

ARMIN VAN BUUREN 『Intense』 Prologic(2013)

ゲッタもアオキもお世話になっている多才なナーヴォ姉妹だが、彼女たち名義の作品はまだ配信シングルしかないので、ここでは最新仕事として本作を紹介。これまでも組んできたダッチ・トランスの帝王と“Turn This Love Around”を共作! 超アッパー!

 

CIMBA 『V』 PHAT SOUL/KSR(2013)

初の手合わせながら『The Entertainer』では4曲を手掛け、他にも倖田來未やJASMINEらの制作もあって大忙しだった今年のT-SK。なかでも重要なのはもちろん活動開始時からの盟友でもあるCIMBAの本作で、大知との仕事とはまた違う引き出しの多さが堪能できる!

 

THE WEEKND 『Kiss Land』 XO/Republic(2013)

ミゲルやこのウィークエンドらの影響によって一大潮流を成すアトモスフェリック系R&B。Nao'ymtも当然そこに意識を置きつつ、生音の響きや持ち前のオリエンタルな旋律と上手く調和させることで独創的な音響空間を生み出すことに成功している。

 

CHER 『Closer To The Truth』 Warner Bros.(2013)

今回収録の逸曲“Baby Just Time”を手掛けたJD・ウォーカーは、ジェイソン・デルーロや安室ちゃんとの仕事も行いつつ、直近ではシェールの“Woman's World”を大ヒットさせたばかり! 大知とのセッションの成果もまだあるそうで、そちらも楽しみだ。

 

EARL SWEATSHIRT 『Doris』 Columbia(2013)

今作に細かく演奏を加えたり、ユナの新作(→P79)で1曲手掛けるなど、ファレルに比べて単独仕事は選んでいるフシもあるチャドだけに、大知に提供したメロウな“Chocolate”はその意味でも貴重な甘味。なお、大知が最近気になるラッパーはプロ・エラの面々だとか(!)。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年11月20日 18:01

更新: 2013年11月20日 18:01

ソース: bounce 361号(2013年11月25日発行)

文/出嶌孝次

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