インタビュー

Kan Sanoの多様なアウトプット



スペースが足りないほど多岐に渡るKan Sanoの活動だが、その音の志向も作品ごとにさまざま。フライング・ロータスにも通じるスペイシーなビートを追求した『Fantastic farewell』や、そこから『2.0.1.1.』への橋渡しにもなったBennetrhodes名義作がある一方で、松浦俊夫のブルー・ノート75周年記念ユニットや和ジャズのリワーク作では、演奏家としてより〈ジャズ〉的なアプローチも披露。CIRCULATIONS仲間の縁もあって参加したレジーBの『DNA』はコズミックなクロスオーヴァー盤として『2.0.1.1.』と地続きで楽しめるはずだし、他方では私立恵比寿中学などJ-Pop作品での演奏や、各コンピへの楽曲提供など……やはりスペースが足りません!



▼関連盤を紹介。
左から、Kan Sanoの2011年作『Fantastic farewell』(CIRCULATIONS)、Bennetrhodesの2012年作『Sun Ya』(GruntStyle)、松浦俊夫 presents HEXの2013年作『HEX』(ユニバーサル)、2011年のコンピ『Wax Poetics Japan Compiled Series JP Jazz Re-Works 陽』(キング)、レジーBの2013年作『DNA』(Tokyo Dawn)、私立恵比寿中学の2013年のシングル“未確認中学生X”(DefSTAR)、2014年のコンピ『Forma. 4.14』(PROGRESSIVE FOrM)

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2014年02月12日 17:59

更新: 2014年02月12日 17:59

ソース: bounce 363号(2014年1月25日発行)

文/出嶌孝次

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