女性ソウル/R&BシンガーのTEENA MARIEが死去
70年代より活躍してきたソウル/R&Bシンガーのティーナ・マリーが12月26日、カリフォルニア州の自宅にて亡くなった。享年54歳。マネージャーの発表によると、遺体を発見したのは彼女の娘で、眠りながらそのまま亡くなった模様だという。死因についてはまだあきらかとなっていない。
70年代にモータウンと契約した彼女は、レーベルメイトだったリック・ジェイムスの後押しもあって79年にソロ・デビュー。彼とのデュエット曲である“I'm A Sucker For Your Love”がスマッシュ・ヒットとなり、80年代には“Square Biz”“Lovergirl”“Ooo La La La”といった楽曲をコンスタントにチャートへと送り込む。その後、一時期ヒットに恵まれなかったものの、フージーズ“Fu-Gee-La”を筆頭に彼女の楽曲がサンプリング・ソースとして注目を集めるようになり、2004年にはバードマン率いるヒップホップ系レーベルのキャッシュ・マネーより約10年ぶりのアルバム『La Dona』を発表。昨年にはスタックスより最新作『Congo Square』をリリースしており、白人ながら黒人層からも厚く支持される存在として、精力的に活動を続けてきた。
謹んで故人のご冥福をいお祈りいたします。