さて。まずは数か月前に特集したティーナ・マリーですが、モータウン時代のレア&未発表音源集『First Class Love: Rare Teena』(Hip-O Select)が大方の予想通り(?)出ましたね。ロニー・マクネアと録っていた初期音源やアコースティックなデモなどを満載した2枚組で、これはもうマスト。さらには廃盤で特集ページにて紹介できなかった80年作『Lady T』と『Irons In The Fire』もボートラ大盛りで復刻されているのが口惜しい……けど嬉しい!
続いてはファイヴ・ステアステップスの初期2作にシングルのみの音源も加えた『The Complete Curtis Mayfield Years』(Outta Sight/MAGNUM CAT)も普通に聴かれるべきキッズ・スタンダードです。
一方、大人の季節を過ごしたい人には濡れたファルセットがたまらんマット・コヴィントンの80年代初頭シングル集『Philly Devotion -The Solo Singles』(Essential Media)をどうぞ。下フィリー・ディヴォーションズで、別掲のデニース・ウィリアムス盤と同時期のシグマ録音曲もありやす。
シメは最近ラッシュ気味のPファンク周辺からジュニーの80年作『Bread Alone』(Columbia/BBR)が海外初CD化です。この変態な天才ぶりはもっと知られるべきですよ。