イ・スンギ、3月の日本デビューを経て6月に武道館で単独公演を開催
韓国出身の歌手であり、「華麗なる遺産」や「僕の彼女は九尾狐〈クミホ〉」といった大ヒット・ドラマで主演を務めるなど、俳優としても活躍するイ・スンギ。彼が3月6日にシングル“恋愛時代”で日本デビューすることを記念して、1月30日に都内で記者会見が行われた。
「日本で初めての記者会見ということで、ただ形式的に席を設けて質疑応答をするだけではなく、ぜひみなさんに日本でのデビュー曲を聴いていただきたいと思いました。韓国でコンサートを行ったときのミュージシャンに一緒に来てもらっているので、ここで披露したいと思います」と、生バンドを従えて、前述のデビュー曲“恋愛時代”と、シングルのカップリングに収録される“チングジャナ-友達だから-”の2曲をパフォーマンス。作詞作曲を自ら担当した“恋愛時代”についてのエピソードを聞かれると、「ちょうど〈一泊二日〉(自身が出演するヴァラエティー番組)の撮影で大阪に来ていたときに作曲したもの。撮影を終えてホテルに戻って寝転んでいたときに、思いついた曲です。歌詞のなかには、1人の青年、イ・スンギとしての思いを盛り込みました」と回答。オリジナル・ヴァージョンでは、ドラマ「華麗なる遺産」で共演したハン・ヒョジュが登場する間奏のセリフの掛け合いも話題となったが、今回の日本語版では女優の仲里依紗が担当する。
歌手、俳優、MCなどマルチに活動するイ・スンギだが、一番素に近いのはヴァラエティー番組「一泊二日」に出演している時だといい、「さまざまな場所に出かけて一泊して帰ってくるという番組ですが、ときには野宿をしたり、ときには食事がなかったり、かなり苦労する番組なんです。もし、機会があれば韓国と日本の芸能人のみなさんが一緒に旅をするような番組をしてみたいと思っています」とのこと。記者会見の終盤には、6月1日(金)に東京・日本武道館で単独公演を行うこともアナウンスされた。
ところどころで流暢な日本語で受け答えをしていた彼だが、最後は「上手ではないですが、日本語で話します。日本によく来ていましたが、公式的な活動でご挨拶するのは初めてなので、すごく緊張しています。僕は外国から来た歌手ですけれど、あたたかい視線でこれからも応援してください。アーティストとして、俳優として、韓国の活動のように、一生懸命頑張りますから、これからも応援してください」と日本語でコメント。「日本で活動をすることを通じて、日本のアーティストの方たちとできるだけ多く親睦を深めたいと思っています。いつか、日本と韓国の芸能人のみなさんと一緒に番組を作って、例えば同時に収録してどちらの国でも流せるような。そんな日がくればいいなと。そういった役割を自分が担えればいいなと思います。そして、日本のすばらしいアーティストを韓国に紹介する、そういった形で日本と韓国の文化の交流がはかれれば嬉しいです」と、今後の意気込みを語った。