te'、新体制での初フル・アルバムを10月にリリース! 全国ツアーも決定
残響のレーベル・オーナーであるkonoを中心とする4人組インスト・バンドのte'が、ニュー・アルバム『ゆえに、密度の幻想は綻び、蹌踉めく世界は明日を『忘却』す。』を10月3日にリリースする。
前作『敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。』以来1年4か月ぶり、通算5枚目のフル・アルバムとなる本作には全11曲を収録。これまでの骨太なサウンドとキャッチーなメロディーという特色は残しつつ、メタルなどのラウド・ミュージックやジャム・ロックといったさまざまなジャンルの要素も感じさせる、より音楽的レンジの広い作品に仕上がっているとのこと。WRENCHのmatsuda(松田知大)が新ベーシストとして加入してから初のフル・アルバムということもあり、新生te'の魅力が詰まった内容が期待できそうだ。トラックリストは以下の通り。
また、彼らは本作のリリースに伴うツアー〈陋劣の残滓を啜り聖を排出する正義という呪縛。狂躁する資本主義の末期衝動。罪は通奏低音の如く聖に平衡し、赫奕たる旋律を奏でる。〉を開催することも発表。10月6日(土)の石川・金沢vanvan V4を皮切りに、12月9日(日)の東京・渋谷CLUB QUATROでのワンマンまでの9公演が決定している。チケットの先行受け付けも行なわれているので、詳細はバンドのオフィシャルサイトで確認しよう。
〈te' 『ゆえに、密度の幻想は綻び、蹌踉めく世界は明日を『忘却』す。』収録曲〉
1. 道徳とは権力の装置であり民衆の自由の最大の『枷』と自覚せよ。
2. 楽観の深奥で燻る魔は、万人が宿す普遍的無意識の『罪』の残滓。
3. 連続と不連続の境界での戯れが、命脈を繋ぐ『供犠』という慰み。
4. 『弦』の揺らぎは多様の文様を紡ぎ、泡沫夢幻の重奏をかなでる。
5. 茫漠の中の『粒子』の蜜月は、私という存在が煌めく刹那の現身。
6. 探求者は相対する事象の『中間層』を彷徨う半音階的世界の住人。
7. 生命の快楽とは死の『接種』であり、終焉へ歩む生の動力である。
8. 音の中の『痙攣的』な美は、観念を超え肉体に訪れる野生の戦慄。
9. 夢境は重力の『検閲』を畏れず、閉じた裡を突破する自由の幽体。
10. 私は川の窪み。流れは過ぎゆけど保たれる波紋。『動的』な秩序。
11. 貨幣を峻拒する狷介な咆哮だけが禁忌を侵犯する。黙考する『叫』
〈陋劣の残滓を啜り聖を排出する正義という呪縛。狂躁する資本主義の末期衝動。罪は通奏低音の如く聖に平衡し、赫奕たる旋律を奏でる。〉
日時/会場:
10月6日(土) 石川・金沢 vanvan V4
10月7日(日) 京都 METRO
10月8日(月・祝) 岡山 CRAZY MAMA 2nd Room
10月20日(土) 北海道・札幌 BESSIE HALL(ワンマン)
11月3日(土) 宮城・仙台 CLUB JUNK BOX
11月4日(日) 福島・郡山 CLUB#9
11月17日(土) 大阪 LiveHouse Pangea(ワンマン)
11月18日(日) 愛知・名古屋 CLUB ZION(ワンマン)
12月9日(日) 東京・渋谷CLUB QUATTRO(ワンマン)