Awich、「Rolling Stone Japan vol.27」でラッパー初の「Rolling Stone Japan」単独表紙飾る
Awichが、「Rolling Stone Japan vol.27」でラッパーとして初の「Rolling Stone Japan」単独表紙を飾る。
2022年、国内の女性ソロ・ラッパーとしては初の快挙となる日本武道館での単独公演、翌年のKアリーナ横浜公演の成功を経て、名実共にシーンを代表するラッパーのひとりとなったAwich。今年2024年に入ると、全米最大規模の音楽フェスである「Coachella」に出演し、翌月にはニューヨークで開催された88risingが主催するフェス「Head in the Clouds Festival」のステージも踏んだ。そしてこの夏には「フジロック」で「GREEN STAGE」の大舞台に立つ。
またAwichは、地元沖縄の生活困窮世帯の若者を対象に、無償で英語学習の機会を提供するプロジェクトを始動するなど、以前から社会活動も積極的に行ってきた。女性をエンパワーする楽曲や活動が高く評価される彼女だが、その根底にあるアーティストとしての強い想い、さらなる大きなストーリーを描こうとするヴィジョンについて、1万4,000字のロング・インタビューでたっぷりと語っている。
以下、インタビューの発言より抜粋。
やっぱり私は、『Queendom』を作った時ぐらいから、みんなのためにこのコミュニティの底上げをしたいなという気持ちがあって。自分がかっこよくなるとか、人気が出ること以上に、時代を作るとか新しい考え方を作るとか、よりアイコニックなことをやりたいんですよね。だからそのために“女性”のコミュニティ、“沖縄”のコミュニティを持ち上げる作業をしています。
コーチェラではドージャ・キャットのステージを観たんですけど、やばかったですね。彼女の歌唱スキルとダンススキルもすごかったし、後から演出やコンセプトについて調べたら、筋肉と骨と髪の毛がテーマだったらしいんですよ。「人間の原点を表現したかったのかな」と思いながら、私はめっちゃくらいました。
「アジア人のエクスペリエンスって、こういうものなんだ」と感じることが大事だから、やっぱり自分のルーツがわからないと上辺だけの付き合いになるんですよね。“うわべだけの付き合いやめて”ってモンパチも言ってたんで。だからやっぱり、一回自分をディグっていかないと、深いところで相手と繋がることができない。
―― Awich
▼書籍情報
「Rolling Stone Japan vol.27」
表紙:Awich
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2024年06月19日 20:30