自宅録音シンガー・ソングライター。ノイズ史上、デモテープ送付最多記録を持つ彼ですが、音楽が無かったらただのダメ人間です。でも音楽に対しての向上心と自信の強さには凄いものがあり、エネルギーを持ってます。東京の街を客観的に冷めた目で見続けている現在の男の子の歌です。
『NOISE McCARTNEY RECORDS COMPLATION Vol2』 収録曲
“煙草を吸うガール”(フルサイズ試聴♪)
佐藤 「他の人は今回のライブで始めて会うんですけど、まつき君は今回コンピに収録されたアーティストで唯一、会ったことがあるんですよ」
まつき 「無理矢理会ったみたいな感じでしたけどね(笑)」
佐藤 「こいつはというか(笑)、まつき君は、最近の子にはない〈がめつさ〉を持ってる。僕らがやっていたラジオのディレクターと知り合いになったりとかして。コンピに入ってる人らは、がめついとまではいかないですけど、自分たちのやってることに自信持ってる人が多いんですよ。前へ前へ来る意気込みはみんなもってはりますね。」
bounce.com編集部 「どうやって知り合いになったんですか?」
まつき 「前にやってたラジオ局のメールフォームから、メールをガンガン送りました。『どうしてもNOISE McCARTNEY RECORDSの担当者と連絡がとりたい』というメールをしたら、返事がきて、直接音源を持って行きました」
佐藤 「出身は東京なの?」
まつき 「出身は茨城なんですよ。でも中学生の頃から東京の学校に通ってて」
佐藤 「田舎をもってない人のように感じるんだよね。僕らは今東京に住んでても田舎は京都っていう気持ちがあるんだけど、それがないように見える。デモテープを聴いても、東京という街に対してなんのコンプレックスも持っていないような気がするんだよ。出身がどうとかじゃなくて、自分がやってることにすごいまっすぐな目を持っていて、素直に東京に接してはんのやろなっていうのがわかった。そういう第一印象でしたね。ライブはノイズのコンピに収録されるまでやってなかったの?」
まつき 「21歳くらいからストリートでやってました。昔はアコギとラップで、G・ラヴ&スペシャル・ソースみたいな感じの日本語ラップをやってたんですよ。でもなんか違うなと思って。で、それからいろんな音楽を聴き始めた感じです。僕は音楽的には優等生じゃないんですよ」
佐藤 「コード進行的に間違ってたりするんだけど、気持ちはすごいわかる部分が多い気がして、面白い」
まつき 「あー。僕はめっちゃ感謝してるんですよ、コンピに入れてもらって。その気持ちが伝わってるかどうか不安で(笑)。ノイズがあったから俺の音源を作る気持ちが上がったってのが大事で」
佐藤 「うれしいのは、今回のコンピ(『NOISE McCARTNEY RECORDS COMPLATION Vol2』)に収録された24ページさんとかまつき君とかってほかの所から作品を出せてるやん。現段階では、100パーセントなにからなにまでお世話はできないから、僕らを利用して上にいってもらえたらな、って思ってるんだよね」
まつき 「僕はノイズマッカートニーレコードについていきます。よろしくいお願いしますよ」
佐藤 「(笑)じゃあ、最後に一言宣伝してもらえれば」
まつき 「5月11日に7曲入りのファースト・アルバムが、モナレコードから出ます」