本文にもあるようにメインストリームのソウル作品はレーベルの〈脇道〉であり、そのカタログのほとんどはいわゆるジャズ作品となる。ただ、主に70年代前半にはブルー・ノートやアトランティックのようにジャズとソウルが裏表の関係にあったわけで、特にニュー・ソウルやファンク好きなら楽しめる作品が多いことに留意されたい。ちょうど〈RETURN OF JAZZ FUNK〉と銘打たれたシリーズで30枚近くの〈本筋〉がリイシューされているので、そちらを掘ってみるのもいいだろう。30枚!?という人には、ダニー・ハサウェイらのカヴァーを多数収めたチャールス・カイナードの爽快作『Woga』をまずオススメします。