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第42回 ─ HEAVY METAL

第42回 ─ HEAVY METAL(4)

連載
Di(s)ctionary
公開
2009/11/11   18:00
ソース
『bounce』 315号(2009/10/25)
テキスト
文/山口 コージー

III その後の流れと、現在のシーンにおけるヘヴィー・メタルの影響力

 その後、HMはどんな足取りを辿ったのか? NWOBHM以降にUSでは空前のブームが起こるんだよ。LAメタルやグラム・メタルと呼ばれた煌びやかなアレだな。そしてスラッシュやデス、ストーナーなど細分化を繰り返しながら今日に至るわけだ。そのへんの話は別の機会にするとして、ここではさまざまな場面に潜むHMの影を見ていこうか。まず、いちばんの大玉はマイケル・ジャクソン。エディ・ヴァン・ヘイレン~スティーヴ・スティーヴンスといった名ギタリストを作品に呼び寄せ、ポップ・ミュージック・シーンのド真ん中でいち早くHMを取り込むとは、流石キングだな。また、ヒップホップ界に目をやると、サバス“Sweet Leaf”をネタ使いしたビースティ・ボーイズやエアロスミスとの共演でメガヒットを飛ばしたランDMCなど、メタル好きで知られるリック・ルービン絡みで良い仕事が目立つ。もちろん、80年代のみならず現在に至るまで星の数ほどHM名曲がサンプリングされているので、各々チェックしてみてほしい。

 さて、ロック方面にも目を向けてみようか。HR/HM全般を敵視していたグランジ勢でも、先頃復活したアリス・イン・チェインズがサバス愛好家だったりと、崇拝者は多数存在している。また、ツェッペリン~サバスの重さとサイケ感を継承したウルフマザー、ニューレイヴとHMを組み合わせたエンター・シカリ、これまたサバス愛好家をメンバーに擁し、作品ごとにヘヴィーになっていくアークティック・モンキーズといった現在第一線で活躍している面々もHMの影響を多分に受けているんだぞ! どうだ、凄いだろ!!

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