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第32回――俺は名アレンジャー

アダルトな耳で聴くヤング盤

連載
ロック! 年の差なんて
公開
2011/10/12   00:00
ソース
bounce 337号(2011年10月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/ボンゾ


SUFJAN STEVENS 『The Age Of Adz』 Asthmatic Kitty(2010)

ほう! アメリカの大衆音楽の伝統をしっかり咀嚼したようなサウンドといい、遊び心に溢れたアレンジといい、こりゃまさにヴァン・ダイクの正統後継者じゃねえか!

 

VAMPIRE WEEKEND 『Contra』 XL(2010)

ヴァン・ダイクはカリプソ好きで、今回のコンピにもそれ風の曲が収録されているけど、コイツらもカリプソやレゲエのようなカリブ音楽の要素を巧く採り入れていておもしろいな。

 

GIRLS 『Father, Son, Holy Ghost』 Fantasy Trashcan(2011)

ソフト・ロック風で甘いのに、油断していると英国フォークやゴスペルのような展開になったりするのか。一筋縄ではいかない珍妙なセンスがヴァン・ダイクっぽいかもな。