土岐麻子
1番のAメロの歌詞は、もともとノートに書き留めていたものでしたが、その後にもらったこの曲にピタリと奇跡のようにハマり、驚きました。“ロマンチック”は、密かなんだけどいつかドカンと爆発しそうな、エネルギーを沸々と貯めているような、不思議な曲だなと思いました。そして、ソロ・デビュー後、初のオリジナル・アルバム『Debut』の1曲目を飾る、記念すべき曲となりました。泰行君が歌うとさすがにキリンジですね。この兄弟のバランスこそまさに奇跡。大好きです!
南波志帆
キリンジ先輩にいただいた“お針子の唄”。先輩が歌うとよりいっそうファンタスティックで、しかしながら奥深くて、私には出せなかった大人の色気を感じました。やっぱりキリンジ先輩は偉大です。幼い頃、音楽好きな父の車の中で流れていた、ドキドキするほどおしゃれな音楽。それが私にとっての、キリンジ先輩との最初の出会いでした。あれから時が経ち、兄貴(泰行さん)と兄貴の兄貴(高樹さん)とこうしていっしょにお仕事できているいまが本当に夢のようです。もちろん、父は泣いて喜んでいます。キリンジ先輩、いつも素敵な歌詞とメロディーをありがとうございます! 15歳の時からどんどんわが家に貯まっていっている、お2人が美しい声で歌ってくれた仮歌たちは、南波家の家宝です(笑)。これからも末永く、よろしくお願いします!