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キリンジ

お裾分けされたキリンジイズムをちょっとおさらい!

連載
360°
公開
2011/11/30   13:30
更新
2011/11/30   13:30
ソース
bounce 337号(2011年10月25日発行号)
テキスト
文/久保田泰平


今回セルフ・カヴァーした数曲のほか、古内東子“somewhere in TOKYO”、松たか子“愛が私に教えてくれたこと”、南波志帆“プールの青は嘘の青”、ミズノマリ“春の嵐”──2枚組『SONGBOOK』の〈FORMAL DISC〉と称された一枚には他のアーティストに贈った楽曲が収録されているわけですが、97年のデビュー以来、毎年コンスタントに楽曲提供しているキリンジさん。レーベルメイトでもあったかせきさいだぁ≡“午後のパノラマ”“風化の頃”をはじめ、Chocolat“宇宙のトンネル”、heaco“Winter Lovely Day”、SMAP“idea”“愛の灯〜君とメリークリスマス”、元祖兄弟ユニットのブレッド&バター“レイン of ラブ”、共に松本隆が作詞を手掛けた藤井隆“代官山エレジー”、山下久美子“ビタミン”など、提供は多くても年3、4曲のペース。その多くは、2002年作『OMNIBUS』と今回の『SONGBOOK』でセルフ・カヴァーされています。最近では、高樹or泰行のいずれかが必ず提供している南波志帆や、冨田恵一とのコラボレーションとなった坂本真綾“ムーンライト(または“きみが眠るための音楽”)”などで、相変わらずイイ腕を振るってます。


▼関連盤を紹介。

左から、SMAPの2000年作『Smap〜SMAP014』(ビクター)、キリンジの2002年作『OMNIBUS』(ワーナー)、坂本真綾の2011年作『You can't catch me』(flying DOG)

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