こういうタイプもいるんです
そして……
MURO「いや~でもこんな話ができるなんて嬉しいな(笑)。91年生まれだっけ?」
ハマ「はい」
MURO「音楽を掘り下げるにしても、なかなか辿り着けないと思うんですよね……」
ハマ「よく〈生まれてないもんね〉、と言われるんです。でもタイムリーで聴いてないからこそ〈新譜〉っていうとヘンですけど、昔の音楽も僕にとっては〈新しいもの〉っていう感覚なんですよね。歴史の授業はちゃんと受けてなかったんですが(笑)、音楽史に関してはちゃんと掘り下げていってたんですよね。レコードも知らない世代ではありますけど、ただ何となくラベルがカッコイイから良さそう、っていうところで試聴機の前に汗だくで立ってる……みたいな。それを高校生ぐらいからやってました。MUROさんは僕らくらいの年代の人と接する機会もそんなにないかと思うんですが、でもこういうタイプもいるんですよっていうことが言えて嬉しいです」
MURO「ホント頼もしい!」
ハマ「昔の音源もCDでのリイシューが進んでいるから、レコードだと高いけどCDなら……っていうのも多いですよね」
MURO「すごくいい時代だよね。リイシューでボーナス・トラックとか入ってたりするし」
ハマ「12インチ・ミックスや7インチ・ミックスが嬉しいなと思って――こんな話をしている連載だからか、わりと若い子だけじゃなくてもっと上の世代の人も読んでくれているみたいで、最近は僕らのライヴに親子で来てくれたりするんです」
MURO「最高! ホント理想。俺もめざしてるとこで、結構そういう話が出るんですよ。〈MUROさんのCDをきっかけに親子で話ができました〉とか。いまクラブにすごく悪いイメージがあるから、仕切り直して現場から作っていかなきゃいけないところで、野外とかホコ天とか、外でサウンドシステムを出してさまざまな世代がいっしょに楽しめるような音楽イヴェントが増えていったら楽しいんじゃないかと思ってるんですよ」
ハマ「公園でやれたら最高ですよね。俺らも気軽にできるDJイヴェントをすごいやりたくて」
MURO「ぜひやりましょう。協力できることがあればしますんで!」
ハマ「たぶんMUROさんの家に行ったら帰れないと思いますね……」
MURO「ホント遊びにきてもらいたいな(笑)」
ハマ「写真で見てもヤバイですよ。引越しされる前も、された後も僕は知ってます(フフッ)」
MURO「ハハハ。実は今日、僕の誕生日(取材当日の3月25日)なんですけど……」
ハマ「え! そうなんですか(驚)!! おめでとうございます!!!」
MURO「ありがとうございます(笑)。で、お祝いメールをたくさんもらっていて、それが〈音楽ジャンキーたちをもっと興奮させてくれ!〉とかばっかりなんですよ(笑)」
ハマ「でも本当にそうですよ! 今後ともよろしくお願いします!」