ハロプロエッグの研修課程を修了した7名からなる、アップフロントプロモーション所属のアイドル・グループ、アップアップガールズ(仮)。この夏も怒涛の連続リリースや〈サマソニ〉などのロック・フェスを含む大型イヴェントへの出演で攻め続ける彼女たちが、初の単独ライヴハウス・ツアー〈アップアップガールズ(仮)1stライブハウスツアー アプガ第二章(仮)開戦前夜〉を実施しました。
そこで今回、長野在住の関根梓、高崎在住の新井愛瞳の凱旋公演を含む、全7か所にて行われる同ツアーの感想を、メンバーそれぞれが1公演ずつ夏休みの思い出絵日記のように綴っていく〈直筆! 絵日記ライブ感想文(仮)〉を短期集中連載。メンバー目線から見たリアルで、生々しく、熱く、可愛らしいレポートで、この夏にかけるメンバーの意気込みを感じていただきたい!
ラストとなる第3回は、5日目の豊橋決戦から最終日の京都決戦までの絵日記を公開。各担当メンバーのインタヴューと、全公演に帯同した音楽ライター・南波一海氏によるツアー総括レポートもまとめてお届けします!
★短期集中連載〈直筆! 絵日記ライブ感想文(仮)〉第1回はこちらから
★短期集中連載〈直筆! 絵日記ライブ感想文(仮)〉第2回はこちらから
【5日目~豊橋決戦~】絵日記担当:佐保明梨
――オフが一日ありましたよね。何をしましたか?
佐保「映画見てました。体より心の休息を取りたくて気分転換しました。この何日間か同じメンバーと一緒に行動してたじゃないですか(笑)」
――それは当然そうですよね(笑)。
佐保「だから違う人に会いたいなと思って。友達に連絡したりして。めちゃリフレッシュしてスッキリしました」
――豊橋での公演はいかがでしたか。
佐保「空いてる期間も早くやりたいなって気持ちが大きかったんですよ。だからやっとこの日がきたっていうのと、セットリストがちょっと変わったことでの緊張もありました。二曲変わっただけで全然違う気持ちでできたんですよ。不思議な感じでした。ツアーは繋がってるんですけど、新しいものでもあるというか。会場の雰囲気も変わっていて。先週、連戦でやっていた時は、盛り上がりとかは日に日にすごくなっていったんですけど、メンバーもお客さんも体にちょっとボロが出始めてて(笑)。でも今日は影アナをやった瞬間に反応が違うのがわかりました。気持ちも新しくなってるし、新しい人も来てくれてる。だから初日にも近い盛り上がりもあったと思います」
――今までやってこなかった曲が始まった時のお客さんのどよめきがすごかったですね。
佐保「セットリストが変わらないっていうのは初めてなんですけど、おーっていうのはやっぱり初日が一番大きくて。それがまたここでみなさんが驚く顔が見れたのはよかったです」
――今日はマイクトラブルがあって、オケを小さい音で流して生声で歌うというシーンがありました。短い時間でしたけど、会場が静まり返ってみなさんの歌を聴き入ったのは一体感がありました。
佐保「やっぱりああいうハプニングは自分たちも印象に残りますね。予定してた曲が急にカットになるとか。そういうのって乗り越えたらすごい自信になるので、今日のもすごい咄嗟の判断だったので驚いたんですけど、またひとつみんなで乗り越えられたのがよかったです」
【6日目~神戸決戦~】絵日記担当:森咲樹
――熊谷でやった日は、何故か気持ちが入らない時があったって言ってましたよね。
森「鼻炎で鼻が出たり、喉がイガイガしたりして、自分的にのれないっていう時があるんです。それと恥ずかしいんけど、アプガってお客さんの盛り上がり具合に左右されちゃうんですよ。一曲目で今日はまだ盛り上げられてないなって思うと、モチベーションが上がらないところがあったりして。だから、まだまだだと思うし、気をつけないとなって思ってます」
――熊谷は盛り上がってましたけどね。
森「だからあの日は自分の体調なのかな。私たちはツアーが続きますけど、見る人にとっては一回こっきりじゃないですか」
――一回しか見られない人はたくさんいますよね。
森「その人に最高によかった、最高に楽しかったって思ってもらうには、こういう気持ちじゃいけないんだなって思います」
――今日の神戸公演はいかがでした。
森「最初がちょっと上がらなかったです……。でも“Burn the fire!!”とか“SAMURAI GIRLS”らへんから上がってきました。結構序盤なんですけど。後半はすごく楽しくできましたね。終わったから言えますけど、やる前はイヤな予感がしてたんです。綾乃と二人で、滑って、悔しい思いをして帰ってきそうだって話してて。だから気合い入れていかないとダメだよねってみんなと話してました。一致団結できた感はすごくあります」
――一体感がありましたね。
森「本当ですか? よかったー! 神戸って東京から遠いじゃないですか。8月31日の横浜だったり、9月16日の赤坂だったり、こっちの方に住んでいる方は、遠いから東京には行けないなって思う人が多いと思うんです。でも、その人たちがわざわざ東京に行ってでもアプガを見たいって思ってもらうのが毎度の目標なので、この気持ちを最後まで持ち続けたいと思います。」
――ライヴハウスツアーは明日が最後ですね。
森「はい。この先も横浜、名古屋、大阪もあるし、赤坂もありますけど、〈開戦前夜〉のツアーとしては明日が区切りなので、京都で完全燃焼したいですね。一回燃え尽きてから横浜に行きたいっていう気持ちは強くあります」