前野朋哉インタビュー第1弾
9月6日公開映画『鬼灯さん家のアネキ』に出演している前野朋哉さんに過去の出演作から、『鬼灯さん家のアネキ』作品の見どころまでいろんなお話を聞いてきました!
題して『勝手に前野朋哉映画祭』!関連作品、監督作品、さらには『鬼灯さん家のアネキ』の監督、今泉作品をまとめて展開!
―印象的には『桐島、部活やめるってよ』以降いろいろな作品で拝見するようになったのですが。
(前)
『桐島、部活やめるってよ』以降、現場に呼んでもらう機会が増えました。僕の中では“桐島特需”と呼んでいます(笑)
『桐島、部活やめるってよ』公開の前後だと断然違います。
―『桐島、部活やめるってよ』での“おーまた”っていうセリフが印象的なのですが、アドリブですか?
『大人ドロップ』での“世界じゃそれを恩と呼ぶんだぜ!”も好きだったのですが。
(前)
基本は台本通りのセリフですね。
言い方とかは…『大人ドロップ』の「世界じゃそれを恩と呼ぶんだぜ!」など、セリフには飯塚健監督の思い入れが強かったので、声を大にして言っています!
後は、スイッチが入るというか。普段だと言わないようなセリフって、勢いよく大声で言うと映画の世界観を保てて後のセリフが言いやすいんです。
『桐島、部活やめるってよ』の「おーまた」は僕は最初あんまり「おーまた」っていうセリフをウケさせようと思っていなくて。台本に書いてるからやっていたら、リハーサルの時にみんな笑ってくれて「あ、ウケるんだ」ってその時に気づきましたね(笑)
桐島に出演していることは気づかれなくて「おーまた」の人とか、神木くんの横にいる人でようやく「あぁ、あの人か」って気づかれます(笑)でもありがたいですね。
―前野さんご自身が監督業もされているということで、関わった出演した監督さんの演出は気になるとこはありますか?
(前)
気になります。
やっぱり皆さん、それぞれ演出は違うので。どうやって作品の雰囲気を作ってるんだろうとか見ちゃいます。かと言って、「あの演出法を、あの技を盗んでやろう!」まではギラギラしてないですよ。基本的には役者で行く時は役者に専念して、その監督の演出を肌で感じようと思っています。現場じゃなく作品になって観た時に、後々、演出面でわかってきたことがあったりもします。
特に『桐島、部活やめるってよ』は脚本から読みとったものと、出来上がった作品とでは印象が全然違っていたので、ちょっとマジックを見た気分でした。吉田監督マジック。
―『桐島、部活やめるってよ』は場面展開が多かったからですか?
(前)
脚本を読んでいるときに映画部のシーンをわりと力いれて読んでいて。それ以外のところは映像になんないとパズルが噛み合わない部分もあったんですけど、僕はもう映画部の話ぐらいの感覚で、やっちゃってたんで。僕はそれでよかったと思ってるんですけど、映像をみたら「いやいや、そんな話じゃなかった!」と(笑)
―その他の印象は?
(前)
監督でやりやすい、やりにくいとかは今まではないです。
ただ、ドラマで一度、時代劇をやった時は、はじめてだということもあって、かなり苦戦しました。顔にも性格にも似合わず真面目な殿役だったので(笑)
でも毎回、その監督の船にのっかって楽しくやりたいと思ってます。
―前野さんの好きな作品を教えてください。
(前)
ハマっているのは、FROGMANの『鷹の爪』や『菅井君と家族石』です。もう中毒みたいになっていて(笑)ここ1、2年はずっと寝る前に見てますね。あの声を聞かないと寝れないんです。
新作が公開されると初日に行かないと気が済まないぐらいハマってます。イベントとかも行きましたし、人生で初めてFROGMAN監督の握手会も行きました。
あとはスカッとしたくて、大作ハリウッド映画を優先順位的には見ます。
映画は見てないとストレスが溜まりますね。デカイ音で、映画館で見ないと…体調が悪くなります(笑)
―お休みの日はよく映画館に?
(前)
よく行きます。
家ではプロジェクターで観ています。遮光がちゃんとできてなくて、日中駄目で、夜しか見れなくて(笑)。家では基本FROGMAN作品を見て、映画を見る時は基本映画館ですね。
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