日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!グルダ/ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲
2021年2月14日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載
「スピード感と明晰さ 楽聖とジャズが直結」(鈴木淳史氏評)
ウィーン出身のピアニストで、ベートーヴェン演奏の権威にしてジャズも演奏するなど、個性的な芸風で一世を風靡したフリードリヒ・グルダ(1930~2000)。彼が1970年に独MPSレーベルに録音した「ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲」が2021年2月14日(日)の日本経済新聞日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました。
鈴木氏は「ディアベリ変奏曲」誕生のエピソードを紹介しつつ、ベートーヴェンが「取るに足りぬ主題を変化させ、いかに偉大な音楽を作り出すか。主題がくだらないほど、創作意欲を掻き立てられたのではないか。」と論じ、結果として「型破りなまでにギラギラしたコントラスト、そして即興性に満ちた大曲に仕上がった」と解説。そしてグルダの演奏は「明晰に弾くことで自ずと即興性があふれ出る」とし、「常識外れのスピード感」をもちながら「一音一音がシャープにそそり立つ」演奏と、MPSの「ドライで残響のない」録音により「ベートーヴェンとジャズが直結していることを感じられるはずだ」と結んでいます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲 Op.120
【演奏】
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
【録音】
1970年2月,MPSスタジオ,フィリンゲン、ドイツ
【Original Recordings】
Musikregie:Hans Georg Brunner-Schwer、 Tonregie:Hans Georg Brunner-Schwer
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
MPS
カテゴリ : Classical | タグ : BEETHOVEN 2020 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2021年02月15日 10:00