話題盤!ゲルギエフ~ショスタコーヴィチ交響曲新シリーズ第2弾
掲載: 2010年09月20日 17:04
更新: 2010年09月27日 17:02

これは凄い、アヴァンギャルドな第2番と映画音楽的な第11番
誰もが最も期待していたゲルギエフのショスタコーヴィチ:交響曲録音シリーズ中の白眉、満を持しての登場!待望のゲルギエフ&マリインスキー管によるショスタコーヴィチの交響曲新シリーズ、第2弾はロシア革命がらみの2篇、最初期~1927年作の第2番「十月革命に捧げる」と円熟期~1957年作の第11番「1905年」。
第2番は当時バリバリの新進だったショスタコーヴィチのもっとも尖った作品のひとつ。混声合唱を含む大編成、混沌としたクラスターで始まり、27声部の「ウルトラ対位法」という超複雑な技法を凝らした後、サイレンが高らかに鳴り響き合唱が始まり、聴き手があっけにとられている間に終わります。錯綜した音の綾と強烈な音響ゆえ、指揮者の統率力と高水準の録音が要求されますが、さすがゲルギエフ。驚くほど明快かつ若きショスタコーヴィチの恐ろしいエネルギーを最大限に再現。SACDの効果も鳥肌が立ちます。
一方、第11番「1905年」は演奏時間1時間を要する大曲。ロシア革命前夜を描いた映画的音楽で、ショスタコーヴィチの驚くべき描写力が発揮されています。「血の日曜日」の民衆虐殺の場面をはじめ、全体に指揮者の能力が試される難曲。ゲルギエフは、2004年にPMFのオーケストラとこの曲を披露し、聴衆に大きな感動を与えたことが語り草になっているので、マリインスキー管とのセッション録音、期待できないはずがございません。これまでのショスタコーヴィチ盤が無用になるほど衝撃的なアルバムの登場です。
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