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偉大なるディーヴァ、J.サザーランドさん、逝去

サザーランド

数多くの名録音を残したジョーン・サザーランド追悼再発売。
デッカに数多くの録音を残してきたソプラノ歌手、サザーランドが残した音源の中から、珠玉のオペラ・アリアを集めた当アルバムが急遽再発売されることになりました。澄み渡る彼女の声を再度ご一聴下さい。

オーストラリア、シドニー生まれの世界的ソプラノ、ジョーン・サザーランド(1926年11月7日~2010年10月10日)がスイスの自宅で亡くなりました。享年83歳。
そのベルカント・ソプラノとしての驚異的な歌声は、マリア・カラス、テバルディらと共に20世紀における屈指のソプラノの1人と称されました。40年代末にプロ・デビュー、60年にイタリアで初舞台を踏み、50年代からはイギリス、ロイヤルオペラに出演、生涯を通じて約50の演目に出演、レパートリーの広さを誇りましたが、90年にシドニーのオペラハウス最終公演を最後に引退していました。
難曲をらくらくと歌いこなせるそのテクニックと声量は、無二なる天賦の才能であり、同郷の指揮者で夫君だったリチャード・ボニングとイタリアのベルカント・オペラの復活上演を実現、パバロッティらと共に数多くの録音を残す事で、オペラ界に大きな貢献を果たされました。2008年に転倒して両足を骨折して以降、健康状態が優れなかったそうです。心よりご冥福をお祈りいたします。

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カテゴリ : ニュース

掲載: 2010年10月01日 15:56

更新: 2010年10月22日 12:47