UKハイブリッド・サウンドの宝庫！ヤンガー・ブラザー新作

他のダンス・ミュージック・レーベルとは別格として扱うべき、ハルシノゲンことサイモン率いる本格的UKサイケデリック・ミュージックの殿堂＜Twisted Records＞。その名をトランス・シーンで一躍時の人として築いてしまったが為に、彼らのサウンドはどうしてもサイケデリック・トランスというカテゴリーにステレオタイプであてはめられてしまいがちであるが、本作を聴いて頂ければ解るように、所謂ダンス・ミュージックやトランスと呼ばれる作風ではない。安直に1つのジャンルにカテゴライズするのが困難な程、トランス、ロック、エレクトロ、ダブ、アンビエントと様々な音楽要素が詰っている。聴く者を新たなシーンへ誘う最先端のハイブリッド・サウンドの宝庫と言ってしまっても良い傑作！

関連作品左から順に、バンド・サウンドのアプローチを試みた前作『The Last Days Of Gravity 』、サイモンがプロデュースで参加したディスコ・ビスケッツ『Planet Anthem』、プロメテウスの緻密なプロダクションが冴える最新ソロ・アルバム『Spike』、サイモンがサイケデリック・ミュージック界のレジェンド＝ラジャ・ラムとユニットを組むエレクトロニック・アンビエント・ユニット＝シュポングルのライヴ・アルバムと4枚目のアルバム『Ineffable Mysteries From Shpongleland』。