大里俊晴『ガセネタの荒野』が復刊
1970代末期の、吉祥寺マイナーなどのライブハウスやイヴェント現場の内情、ロックバンド&マイナー音楽を取り巻く混沌とした状況、1970年代末アンダーグラウンド音楽シーンと当時の先鋭的なバンドをめぐる精神的傾倒を描写した重要書。
著者 :大里俊晴(おおさと・としはる)
1958年2月5日新潟生まれ。1997年から2009年まで、横浜国立大学教育人間科学部助教授、教授。2009年11月17日死去。1970年代後半に「ガセネタ」のベーシスト、1980年代前半に「タコ」のギタリスト、その他セッションに参加。早稲田大学文学部を卒業後、1987年から1993年まで、パリ第8大学でダニエル・シャルルに師事し、現代音楽の美学を学ぶ。帰国後、音楽評論、ラジオ番組で、「マイナー音楽」をとりあげる。また、武蔵野美術大学、横浜国立大学、早稲田大学で現代音楽論、マンガ論、映像論などの講義を担当。著書に、没後にまとめられた『マイナー音楽のために』(月曜社、2010年)、共著に『12枚のアルバム』(boid、2009年)、『現代フランスを知るための36章』(明石書店、2000年)がある。また音楽批評家・間章に関するドキュメンタリー映画『AA』(監督:青山真治、2005年)では全編にわたりインタビュアーを担当。追悼文集に『役立たずの彼方に|大里俊晴に捧ぐ』(Office Osato、2010年)がある。
大里俊晴=著
ジャンル :音楽、芸術
刊行年月: 2011.7
46判(タテ188mm×ヨコ118mm)並製、192頁
本体価格1,400円
ISBN:978-4-901477-86-2
『ちらかしっぱなし - ガセネタ in the BOX』はこちら
吉祥寺マイナーを中心に活動していた山崎咲春美等によるガセネタの貴重な音源を収録した10枚組BOX。様々なライヴや練習スタジオでのカセット一発録音の他、MOODMANによる2011年スピード・ミックスも収録。
【タワレコ特典付き】先着:ガセネタ初期セッション番外編CD