山崎春美による伝説の80sバンド、タコの音源が紙ジャケ仕様でリイシュー
タコ 『タコ』ジャケット画像
元ガセネタの山崎春美が80年代に率いた伝説のバンド、タコのファースト・アルバム『タコ』とセカンド・アルバム『セカンド』が3月23日に紙ジャケット仕様でリイシューされる。
山崎本人の監修により実現した今回の再発プロジェクトでは、ゆらゆら帝国やOGRE YOU ASSHOLEなどの仕事で知られる名エンジニアの中村宗一郎がリマスタリングを担当。坂本龍一や遠藤ミチロウ、町田町蔵(町田康)、工藤冬里ら錚々たるメンバーが参加した83年作『タコ』には、ブックレットに山崎のインタヴューなどを掲載。法政大学学館ホールでのパフォーマンス音源で構成された84年作『セカンド』には、同時期に行われた同志社学館ホールでのライヴ・テイクを追加収録しているほか、当時山崎と交流のあった精神科医の香山リカらによるライナーノーツが収められる予定だ。
過去に『タコ大全』というタイトルでCD化されたこともあるこれらの音源だが、同作もすでに廃盤となっており長らく入手困難の状態だった。鬼才・山崎春美が生み出したロック・ミュージックの極北とも言えるエキセントリックなサウンドを、ぜひこの機会に体験しよう。