人気電子音響ポップ・デュオ=マウス・オン・マーズの新作
“TOO PURE”からデビュー・アルバムを発表し、また、自身のレーベルであるSONIGなどからも数多くの名盤を世に送り出しているドイツ出身のヤン・ヴェルナー&アンディー・トマによる秀逸電子音響ポップ・デュオ=マウス・オン・マーズ、通算10作目となるアルバム!マイク・パットン主宰のレーベル=IPECACから2006年に発表された『Varcharz』、そして、2007年にTHE FALLのマーク・E・スミスと組んだコラボ名義VON SUDENFEDでの『Tromatic Reflexxions』以来となる本作は、エレクトロ・ポップな浮遊感に加え、ソウル、R&B、ヒップホップ、ジャズなどのブラック・ミュージックをカットアップもしくはコピー&ペーストしたようなセンスの良い洒脱なエレクトロ・サウンドに溢れ、また、彼らの卓越された機械いじりによって引き起こされるファンタスティックな電子音響との妙は、これぞ“マウス・オン・マーズ節”と声高に宣言したくなる高内容なアルバム!本作の海外リリース元はMODESELKTORのレーベル=MONKYEYTOWNという、彼らの円熟味と“今感”を併せ持つサウンド・プロダクションとなっており、要注目間違いなしです。