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ウィスペルウェイによる三度目のバッハは、DVD付き

掲載: 2012年08月28日 18:33

更新: 2012年08月29日 11:00

ウィスペルウェイ

ウィスペルウェイ、知命を目前に世に放つ渾身の三度目のバッハ!
生々しい音色、濃厚な感情 生命感に満ちた圧倒的な演奏

濃厚な感情、力強く魂に響く音色。ウィスペルウェイ、3度目のバッハが登場。2012年で50歳(1962年9月25日生まれ)、知命をむかえ、過去の2度の録音(1989,90年および1998年)から10年以上の時を経て、ますます充実著しいことを感じさせる録音です。これまでに使用していた楽器とは違う新しい楽器、さらにピッチも392(バッハのケーテン時代、ケーテン宮廷のピッチ)、いわゆるカンマートーンに合わせたことにより、音の振幅は格段に広くなり、その音色はより雄弁なものとなっています。さらに、今回の演奏にあたり、バッハ研究家でヴィオール奏者でもあるローレンス・ドレイフュスとジョン・ブットからも様々なインスピレーションを得ました。これまでに約1000回この作品を演奏会でとりあげたウィスペルウェイ自身、「かつて経験したことのないような領域に入ったように感じる」と語っています。
バッハがチェロ1本のために書いたこの組曲の単旋律には、分解してみればいくつもの声部が内在していますが、それだけではなく、「過去と現在、弾き手と聴き手、そして何よりもバッハ本人との対話」といった複数の声が存在している、とウィスペルウェイは語ります。舞曲に則って書かれたこの組曲ですが、ウィスペルウェイの演奏は、舞曲を思わせるというよりも、深くたっぷりとした息遣いで、旋律、モティーフの一つ一つを実に生々しく響かせたもの。濃厚な感情が込められた力演です。深い洞察力と驚異的なテクニック、そして古楽器とモダン楽器両方を弾き分けることができるウィスペルウェイだからこそ達することのできた至高の演奏です。
歴史ある聖マグダレンカレッジでの演奏風景や、ドレイフュス、ジョン・ブットのバッハ観などをたっぷりと収録したボーナスDVDも、ウィスペルウェイという芸術家の横顔を伝えてくれます。

 

『J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲(全曲)』
【曲目】
[CD1] 第1番 ト長調 BWV1007、第2番 ニ短調 BWV1008、第3番 ハ長調 BWV1009
[CD2] 第4番 変ホ長調 BWV1010、第5番 ハ短調 BWV1011、第6番 ニ長調 BWV1012
【演奏】
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
使用楽器: 第1-5番: Pieter Rombouts, 1710年/第6番: ピッコロ・チェロ(18世紀、製作者不明)
ピッチ: 392
【録音】
2012年6月9-14日 セレンデピトゥス・スタジオ(ベルギー)
DVD収録: オックスフォード、聖マグダレンカレッジ

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