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藤本一馬セカンド・アルバム『Dialogues』 最高の音楽家を迎えた傑作

藤本一馬

 ジャズや南米音楽の国境、その先に辿りついた美しき作品集。
 カルロス・アギーレ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、北村聡ほか参加。

 NRTの新しいシリーズ展開となる<quiet border>第1弾は、多面的な活動で注目を集めるギタリスト/コンポーザー、藤本一馬のセカンド・アルバム。ジャズや南米音楽などのイディオムを通過しつつ、よりシンプルなメロディと対話(dialogue)を重ねることで辿りついた、美しき作品集。

 ジャンルや時代にとらわれない自身の音楽を象徴するように、共通する審美眼をもつ音楽家たちとの交流をかたちにしたデュオ楽曲集という面ももつ。

 現代アルゼンチン音楽の最高峰アーティスト、カルロス・アギーレ(pf、vo)。ブラジル・ミナスより、<クワイエット>ムーヴメントの発火点となったデュオ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート(vo)。現代タンゴ界、そして菊地成孔や中島ノブユキなどの作品やセッションに欠かせないバンドネオン奏者の北村聡など、現在考えうる最高の音楽家たちを迎えて紡いだアルバム。
 前作『SUN SANCE』で野性的な作風をあらわした藤本一馬の、より端正な作家性がみられる作品でもある。

<クワイエット><静かなる音楽>ムーヴメントを象徴する傑作。

【収録曲】
1. The Pledge Of Friendship feat. Carlos Aguirre
2. Festivo feat. 北村聡
3. Mundo Adentro feat. Renato Motha & Patricia Lobato
4. まだ見ぬ風景 feat. Carlos Aguirre
5. 空のように feat. 北村聡
6. My Native Land (guitar solo)

【パーソネル】
藤本一馬(Guitar)
Carlos Aguirre(Piano、Vocal)
Renato Motha & Patricia Lobato(Vocal)
北村聡(Bandoneon)
工藤精(Acoustic Bass)
岡部洋一(Percussions)

<quiet border>そのほかの作品はこちら

アントニオ・ロウレイロ『ソー』

キケ・シネシ『ライブ・イン・センス・オブ・クワイエット ゲスト:カルロス・アギーレ』

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年12月05日 11:27

更新: 2012年12月06日 17:30