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デ・ワールト&ロイヤル・フランダース・フィルによるマーラーの「巨人」

掲載: 2013年01月10日 16:34

更新: 2013年01月10日 17:30

デ・ワールト

【RFP】ロイヤル・フランダース・フィルの自主レーベル
デ・ワールト&ロイヤル・フランダース・フィルによるマーラーの「巨人」
大成功の来日公演直後、2012年6月本拠アントワープにおける最新録音

現代屈指の巨匠エド・デ・ワールトが、2011/12年のシーズンより首席指揮者を務めるロイヤル・フランダース・フィルを指揮して、マーラーの交響曲第1番をレコーディングした注目のアルバムが登場します。
【デ・ワールトが得意とするマーラーのシンフォニー】
コンサートとオペラ双方での実績と共に、J.S. バッハ、ハイドン、モーツァルトからワーグナー、シュトラウスにラフマニノフ、さらにはアダムズやライヒの初演を数多く手掛けて、20世紀に至る幅広いレパートリーを誇るデ・ワールトが、マーラーに力を注いできたことはよく知られています。
デ・ワールトは、オランダ放送フィルの首席指揮者時代(1989~2004年)の1992年から1995年にかけて、アムステルダムのコンセルトヘボウで同オケを指揮して、「大地の歌」と第10番を除く9曲からなるマーラーの交響曲全曲録音を完成していたのをはじめ、音楽監督(1977~1985年)を務めたサンフランシスコ交響楽団を指揮して、1997年に第4番をライヴ録音、やはり音楽監督(1986~1995年)を務めたミネソタ管弦楽団とも、1981年に
第4番を、1989年に第1番を相次いでセッション録音していたので、ディスコグラフィを通じてデ・ワールトのマーラーに対する強いこだわりがうかがえます。

【大成功を収めた来日公演直後のレコーディング】
デ・ワールトがあらたな手兵ロイヤル・フランダース・フィルを率いて取り組んだ第1交響曲のアルバムは、2012年6月25日から27日の3日間に亘り、ベルギー・アントワープの本拠デ・シンゲルでセッション収録されたもので、まさに当コンビが同一演目を取り上げて大成功を収めた来日公演から間もない時期にあたります。
6月20日のすみだトリフォニー・ホールでの実演は、両端楽章で絶大な効果を発揮したダブル・ティンパニに鳴りっぷりの良い8本のホルン・セクション 、コントラバス・ソロに導かれる第3楽章など、印象的な場面に事欠かないものでしたが、なによりデ・ワールトの熱い意気込みと堅実な音楽運びのもと、女性メンバーを数多く擁した若い団員たちのみずみずしい感性がまばゆいばかりの内容でした。
終演後にマエストロ自身も「第1番のレコーディングはきっと素晴らしいものになるにちがいないよ」と満足げな笑顔で語っていたように、このアルバムでもまた来日公演そのままの充実の成果が期待できるものとおもわれます。
なお、デ・ワールト指揮によるマーラーの第1番は、上記のオランダ放送フィルとの全集中のライヴ録音が1993年10月に行われていたので、ミネソタ管との第1回目の録音からおよそ23年、前作からおよそ18年8か月ぶり、このたびのロイヤル・フランダース・フィルとの演奏はデ・ワールトにとって3種目の内容ということになります。

【曲目】
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
【演奏】
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
エド・デ・ワールト(指揮)
【録音】
2012年6月25~27日、ベルギー、アントワープ、デ・シンゲル(セッション)
54’11”

カテゴリ : ニューリリース