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聴く人の心を動かすカプレ。晩年の傑作「イエスの鏡」

掲載: 2013年01月31日 18:23

更新: 2013年01月31日 18:30

カプレ

ドビュッシーと深い親交があり、「聖セバスチャンの殉教」など多くのドビュッシー作品を初演したアンドレ・カプレ。自身も作曲家であり、第一次世界大戦で健康を害し、47歳で夭折してしまったため、作品の数は多くはありませんが、フランス近代音楽を体現するような色彩的で繊細な陰影に富んだ美しい作風です。ここに収められている「イエスの鏡」は亡くなる2年前に作曲され、「喜びの鏡」「苦しみの鏡」「栄光の鏡」の3部からなり、各部はプレリュードからはじまる6曲で構成されています。編成は小規模でメゾ・ソプラノのソロと合唱団そして弦楽四重奏とハープ、コントラバスを伴奏としています。一筋の光が差し込むようなマリー・クロード・シャピュイの清廉な歌声とシネ・ノミネ四重奏団の洗練された上質のアンサンブルが洒脱で機知に富むカプレの音楽性を見事に表現しています。

【曲目】
アンドレ・カプレ(1878-1925): オラトリオ「イエスの鏡」~ロザリオの神秘
【演奏】
マリー・クロード・シャピュイ(Ms)
シネ・ノミネ四重奏団〔パトリック・ジュネ(Vn)、フランソワ・ゴトロー(Vn)、ハンス・エジディ(Va)、マルク・ジェルマン(Vc)〕
アンヌ・バッサン(Hrp)
マルク=アントワーヌ・ボナノミ(Cb)
ローザンヌ声楽アンサンブル
ジャン=クロード・ファゼル(指揮)
【録音】
2011年6月3-5日 ラ・ショー=ド=フォン、スイス

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