2012年、パリ・オペラ座での注目の「ペレアス」がDVD化
掲載: 2013年04月12日 09:54
更新: 2013年04月12日 09:58

ウィルソン演出の「ペレアス」、待望の映像化!
美人ソプラノのツァラゴワ、ジュヌヴィエーヴはオッター!
適材適所のバスティーユでの「ペレアス」
2012年3月にバスティーユ歌劇場で上演されたドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」の映像です。評判の高いロバート・ウィルソン演出の「ペレアス」ということで話題になりました。このプロダクションは1997年に、オペラ座とザルツブルク音楽祭の共同制作のために作られたもの。ウィルソン独特の極度にスタティックで照明の妙と歌手のポージングによって美しさを醸す舞台は、「ペレアス」のような象徴性の高い物語では極めて効果的で、これまで様々な劇場で再演されてきた名舞台です。今回パリでの再演に当たって待望の映像収録がなされました。
そうした舞台なので、演じる歌手も歌だけ良くても務まりません。
今回の目玉はメリザンドのエレナ・ツァラゴワ。ロシア、北オセチア共和国の首都ウラジカフカスの生まれ。若く美人のソプラノとしてデビューしてすぐに注目され、2008年10月にバスティーユ歌劇場で上演されたヤナーチェク「利口な女狐の物語」のビストロウシカは大きな評判となりました(EuroArts から DVD【3078388】とBlu-ray Disc【3078384】がリリース)。特にパリとミュンヘンで人気の高い人です。ここではまさにウィルソンのイメージした通りのメリザンドになっています。
ペレアスは、今乗りに乗っているフランスのバリトン、ステファヌ・ドゥグー。バロックオペラでの活躍が知られるドゥグーですが、ペレアスも当たり役で、既にブリュッセルのモネ劇場、アン・デア・ウィーン劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でも歌っています。のびのある美声がよく響き、しかも品と節度が感じられるペレアスです。
ゴローは、フランスのベテランのバス=バリトン、ヴァンサン・ル・テクシエ、非常に存在感があります。
そしてジュヌヴィエーヴにはなんとアンネ・ゾフィー・フォン・オッターが。アルケルのフランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ、イニョルドのジュリー・マトヴェら、いずれも適役です。
フィリップ・ジョルダンの密度の濃い音楽作りも見事。数ある「ペレアスとメリザンド」の映像の中でも屈指のものでしょう。
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
ステファヌ・ドゥグー(Br ペレアス)
エレナ・ツァラゴワ(S メリザンド)
ヴァンサン・ル・テクシエ(Br-Br ゴロー)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs アルケル)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms ジュヌヴィエーヴ)
ジュリー・マトヴェ(S イニョルド)
ジェローム・ヴァルニエ(医師)
フィリップ・ジョルダン(指揮)パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
ロバート・ウイルソン(演出)
ジュゼッペ・フリジェーニ(演出補)
フリーダ・パルメッジャーニ(衣装)
ハインリヒ・ブルンケ(照明)
収録: 2012年3月、パリ、オペラ座(バスティーユ歌劇場)
リージョン・コード:0/NTSC/16:9/DOLBY DIGITAL/字幕: 仏英
カテゴリ : ニューリリース