正規初出!名匠アンチェルによるブリテン:「戦争レクイエム」他
掲載: 2013年05月30日 11:57
更新: 2013年05月30日 12:05

“ブリテン・イヤー”に欠かせぬ注目盤!
初出の「戦争レクイエム」&「春の交響曲」を含む
アンチェル&チェコ・フィル黄金期のライヴ録音
2003年から2008年にかけて『アンチェル・ゴールド・エディション』シリーズを遂行し、アンチェルが残した多くの名録音を発信してきたチェコのレーベル「SUPRAPHON」が、再び注目必至のアルバムをリリースしてくれました!
何よりも特筆すべきは、2013年生誕100周年を迎えたブリテンに焦点を当てたプログラム。現在陽の目を見ているアンチェルの録音の中でもブリテンは数少ないうえ、1966年1月13日にドヴォルザーク・ホールで録音された「戦争レクイエム」と1958年に同ホールで収録された「春の交響曲」(いずれもライヴ録音)は今回が初出となります!
オーケストラはいずれも、彼が1950年より常任指揮者として立て直しに心血を注いでいた名門チェコ・フィル。1950年代後半から60年代にかけてのライヴ録音ということで、アンチェル&チェコ・フィル共演晩期にして黄金時代の希少なライヴの模様をたっぷりと堪能できる内容に仕上がっています。
戦前から指揮者としてプラハの中核で活躍するも、第二次世界大戦中にナチス非協力者としてアウシュビッツに連行され、妻と息子を失うという大きな悲劇に見舞われたアンチェル。「戦争レクイエム」は第ニ次世界大戦の爆撃から再建されたコヴェントリ―の大聖堂の献堂式のための委嘱作であるものの、第ニ次世界大戦の戦歿者への追悼に限定される内容ではなく、ブリテンの反戦への普遍的なメッセージが込められているとも言われています。ほかでもないアンチェルによる迫真の演奏には、自らの悲惨極まりない実体験が反映しているからこそでしょうか、ひときわ感じ入るものがあります。
「青少年のための管弦楽入門」は解説朗読のない初版による演奏。「パーセルの主題による変奏曲とフーガ」という副題の通り、厳かなユニゾンで提示される印象的な主題が鮮やかに展開されていきます。厚みのある弦楽器隊だけでなく、管楽器隊の瑞々しい演奏も聴き所。
「春の交響曲」はチェコ語歌唱によるところも、アンチェル&チェコ・フィル盤ならではの魅力と申せましょう!
【曲目】
[CD1]
ブリテン:戦争レクイエムop.66
[CD2]
1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門op.34(初版)
2)春の交響曲(チェコ語歌唱)op.44
【演奏】
カレル・アンチェル(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
プラハフィルハーモニー合唱団、キューン児童合唱団
[CD1]
ナジェジダ・クニプロヴァー(S)、ジェラルド・イングリッシュ(T)、ジョン・キャメロン(Br)
[CD2]
2)ミラダ・シュブルトヴァー(S)、ヴェラ・スクポヴァー(A)、ベノ・ブラフト(T)【録音】
【録音】
[CD1]
1966年1月13日
[CD2]
1)1958年5月3日
2)1964年1月17日
※いずれも録音場所は、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホールでのライヴ録音(プラハ)
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