【EUROARTS】ルドルフ・バルシャイ~音符・ひとつの音への生涯の問い
掲載: 2013年07月24日 17:23
更新: 2013年07月24日 17:41

ロシアに興味ある方々必見。
暗黒の歴史の証人バルシャイが、人生の終りにすべてを語った
衝撃のドキュメント!
超貴重なドキュメンタリーの登場です。巨匠ルドルフ・バルシャイ(1924-2010) の死の数週間前に、ロシア気鋭のドキュメンタリー監督のオレグ・ドルマンがスイスのバルシャイ宅で10日間、約60時間にわたるインタビュー映像を残しました。それを中心に、バルシャイの波乱の人生を描きます。
バルシャイはショスタコーヴィチらよりひと世代後ですが、青春期にスターリンの暗黒時代を経験、さらに日本女性との結婚と強制離婚、西側への亡命等、まさにソ連史の生証人といえましょう。加えてショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ワインベルク、オイストラフなど大物音楽家たちと親しく、回想録を切望されたひとりでもありました。
ここではそれらの話をテーマ別に十三章に分け、バルシャイがロシア語(英仏独字幕付)で淡々と語ります。当時の貴重な写真資料も興味津々。最後はバルシャイの葬儀の実写映像まで収められています。
彼のライフワークだったマーラーの交響曲第10番と、バッハの「フーガの技法」の完成について、それが1977年の亡命の理由だったことなども詳細に語っています。
当DVDの奇妙なタイトルは、彼がマーラーの10番を自筆譜で最初から調べ直し始めた際、楽理的にありえない「変ト」音を発見、インクのしみかと見過ごそうとしたものの、気になり、結局「変ト」音にすることで憑きものがとれたように仕事が捗ったことによります。
彼の指揮するモスクワ室内管やユンゲ・ドイチェ・フィルのほか、ヴィオラの名手としての貴重な演奏もBGMで豊富に流れます。
ロシア、ソ連音楽に興味のある向きは興奮すること間違いなしの超オススメ盤。
「ショスタコーヴィチの証言」に次ぐ衝撃と申せましょう。
【収録内容】
幼少時代と家族/マーラーの交響曲第10番/音楽修業/第二次世界大戦/ベートーヴェンとショスタコーヴィチ/スターリンの葬儀/指揮芸術/ソ連体制での生活/伝説的音楽家との仕事/日本人妻そだ・てるこ/フーガの技法/亡命/マーラーの交響曲第10番の補筆完成
【演奏曲目(いずれも断片)】
シューマン:おとぎ話Op.132/プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」~百合を持つ乙女の踊り/ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ
【バルシャイ(Va)、シュライプマン(Pf)】
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550/協奏交響曲K.364【オイストラフ(Vn)、バルシャイ(Va)】
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482【リヒテル(Pf)】
バッハ(バルシャイ編):フーガの技法/ロクシーン:マルガレーテの歌/ヴィヴァルディ:四季【スミルノフ(Vn)】
以上バルシャイ(指)モスクワ室内管
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲第1番/同第8番
以上バルシャイ(指)ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
マーラー:交響曲第4番ト長調
バルシャイ(指)バーゼル放送交響楽団
マーラー(バルシャイ編):交響曲第10番
バルシャイ(指)ユンゲ・ドイチェ・フィル
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
エレーナ・バルシャイ(Org)
【制作・監督】
オレグ・ドルマン
【仕様、他】
リージョン 0
NTSC 16:9
PCM STEREO
約90分
ロシア語
字幕:英仏独
カテゴリ : ニューリリース